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「いい味出してるネ」〜徳島・移動販売車のうどん・ラーメンが大好評 [2013年05月30日(Thu)]

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うどん・ラーメンの移動販売車/販売車の中を説明する武知理絵さん

徳島ラーメンや讃岐うどんなど四国東部は麺類愛好の文化圏!? 社会福祉法人カリヨンが運営する福祉サービス事業所「れもん吉野」(徳島県阿波市吉野町、武知理絵施設長)がこの4月から、日本財団の支援を受けてうどん・ラーメンの移動販売車を稼働させた。所在地は香川県と山ひとつ隔てた“うどん文化圏”。だが四国霊場第9番札所・法輪寺に近く、周辺は時おりお遍路さんが通る、のどかな田園地帯。営業的にはちょっと心配だが、どっこい周囲の温かい手に支えられて、現在の製造能力を超えるモテぶりだという。
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いりこや昆布でのダシづくりは前日から/西精工土成工場。右側が事務所棟

れもん吉野のお得意先は、車で5分ほどの西精工土成工場。従業員84人。ファスナーや小物パーツを製造する会社で、本社(徳島市)が実習生の受け入れや社員登用などに理解があり、土成工場事務所棟の改築で社員食堂が整備された際「お弁当業者と契約しているが、なにか温かいものを」との話が持ちあがった。カリヨンはJR徳島駅構内でのそば店営業など実績があり、これを機にうどん販売に踏み出した。武知理絵施設長によると、頭と腹を取り除いたいりこ(イワシの煮干し)と細かく刻んだ昆布でダシを取り、頭は捨てずに最後にコクを出すために活用…と丁寧な仕上げ。販売に携わる利用者が実質3人と少ないため、週2日の約束でスタートさせた。

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お手製のノボリ。右が武知さん、左が濱崎秀雄主事

目標は20食。前日にダシを作り、うどんとラーメン、そばの3種類を用意した。昼食休憩が12時10分〜午後1時前と短いうえ、顧客の大半がお弁当を食べた後の注文なのに、初日から30食近い注文が続いた。ラーメンも同じ和風ダシで「うまい、うまい」と好評。中には3種類すべてを食べる猛者(もさ)も。また、女性従業員が移動販売車のために手製のノボリまで作ってくれた。「障害者が働けることは本人たちの喜び。とくに自分が必要とされていることを実感できれば大きな励みになるでしょう」と西精工総務部の濱崎秀雄主事。工場あげての支援体制だ。

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これが自慢のうどん/喜家田眞一さん

週2日、午前11時から午後1時過ぎまでの営業だが、ダシの仕込みなどで手間がとられ、現状体制が精いっぱいという。サービス管理責任者の喜家田眞一さんは「職員もまだ慣れていなくて試行錯誤の連続。これから夏を迎え、暑い時期に温かいうどんをどう売るか、工夫しなければいけないことが多くて」と話した。こうした中、近くの高校から移動販売に来てほしいとの依頼が来ているという。「うれしい悲鳴で、これもみんな周囲の皆様のおかげ。(高校の依頼は)利用者の就労機会が増えますが、かといって無理もできず…」と、武知さんの悩み、思案は続く。(平尾隆夫)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:18 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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