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ろう者が初の大学卒業 ベトナム・手話教育で授業 [2012年09月24日(Mon)]

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卒業生全員で記念撮影

ベトナム南部ホーチミン市郊外のドンナイ大学で8月に卒業式があり、ろうの学生9人が卒業した。ろう者が大学を卒業するのはベトナムでは初めて。9人は日本財団聴覚障害者を対象とした教育支援プロジェクトの第一期生で、いずれも教員免許を取得しての卒業。式典には日本財団の尾形武寿理事長やプロジェクトの設立から現在まで献身的な協力をしているアメリカの言語学者、ジェームズ・ウッドワード教授や校長のホア氏らが出席し、卒業生たちの門出を祝福した。
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卒業式には保護者や後輩たちが出席

このプロジェクトは、ろう児に対して手話で教育を行う教育モデルの確立と普及を目ざし12年前にスタートした。9人はプログラム開始と同時に中等部へ入学し、12年を経て高等部・大学部と進級し卒業することに。ろう者がこれまで大学を卒業できなかったのは、“口話法”で授業が行われてきたことに原因があると考えられるため、その解決法として手話を取り入れた。口の動きから話し手が伝える内容を推測する口話法では、難解な内容になるほど学ぶ側は授業についていけなくなるという。

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卒業証書を渡す尾形理事長/教え子を祝福するウッドワード教授

プログラムがスタートした2,000年、授業内容を手話で教える中学校や高校がベトナムに存在しなかった。ウッドワード教授は当時、タイのマヒトン大学ラチャスダカレッジで教鞭をとっていたが、聴覚障害者への教育が遅れていたベトナムに手話を取り入れた教育を行うモデル校を設立したいと、当時の職を捨てベトナムでの活動を開始。日本財団の支援を受け、同大学で中学・高校・大学レベルの内容を全て手話で教える一貫教育プログラムをスタートした。

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卒業証書を手に

式では尾形理事長が「あなた方は大学の学士課程を終了し学士号を取得しました。これから社会に出たときに、自分の力を発揮し、自分の力で道を切り開いていただきたい」と挨拶、卒業証書と記念品を贈呈した。次いでウッドワード教授が「今日はベトナムの聴覚障害を持つ学生だけでなくベトナム社会にとっても大切な日。ドンナイ大学の学生として勉学に励み、学位を取得し、聴者と同じように聴覚障害者も勉学を修める力があることを証明した」と祝福した。この大学で教鞭をとる予定の卒業生も含まれ、9人はベトナムのろう教育の中心を担う人材になることが期待されている。(宇田川貴康)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:08 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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