歯科撤去金属換金総額が4億円近くに 参加医院も4300医院突破 [2012年08月28日(Tue)]
動画:9回目の計量・引渡式(3分9秒) 歯科撤去金属をリサイクルし、売却した資金を公益活動に充てる「Tooth Fairy(歯の妖精)」の9回目の換金結果が23日判明した。換金総額は70,728,316円、累計399,403,743円で4億円が目前になった。プロジェクト参加の歯科医院数も4331医院(8月23日現在)となり、スタートして3年が過ぎてプロジェクトは広がりを見せている。 |
![]() 廃業したという方からお手紙つきで届けられた このプロジェクトは、日本歯科医師会の協力で2009年6月に始まった。治療の際に不要になった金歯などの歯科撤去金属を日本財団に送ってもらい、金、白金、銀、パラジウムの4種類をリサイクルし、換金した資金を利用して、ミャンマーの学校建設、子どものホスピス建設などの公益事業として活用されている。プロジェクトへの参加医院は2011年11月29日、4000医院に達していた。 ![]() 開封と計測作業は手作業 9回目の計量・引渡式は7月23日に行われ、ことし1月19日から7月19日までに提供された歯科撤去物585件(534歯科医院、個人51件)、総重量214・808グラムをリサイクル2業者が引き取り、金属含有量を分析していた。寄せられた撤去物の中には、廃業した歯科医師からのかなり高額とみられる歯科金属材料も含まれ、リサイクル業者からも驚きの声が上がっていた。個人からの分には「社会ために役に立ててほしい」という趣旨の手紙が同封されているものも少なくなかった。 ![]() ![]() ![]() ![]() 一か所の医院から大量に送られてきた
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