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福島出身作家の小説が題材 英国で3回目の翻訳ワークショップ [2012年08月16日(Thu)]

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古川日出男氏とワークショップ参加者(しゃがんでいるのが古川氏)

日本の文学を世界に発信することを目的とした日本財団・Read Japanプログラムの翻訳ワークショップ3回目が7月22日から26日まで、英国・ノリッジのイースト・アングリア大学英国文芸翻訳センターで開催され、福島県郡山市出身の作家・古川日出男氏の作品が取り上げられた。翻訳ワークショップには古川氏と英国のほかに海外から12人の若手翻訳家が参加、東日本大震災の被災地出身作家の心の葛藤を描いた作品の翻訳に挑んだ。
このワークショップは、世界有数の文学の国であるにもかかわらず、日本人作家の作品が海外で読まれる機会が少ないのは日本文学に関する翻訳家が足りないということを背景に、若手の翻訳者の育成を狙いに2010年からスタートした。ワークショップには翻訳する日本文学作品の作者も参加、大学などで日本語を勉強した若手翻訳家たちとともに作品の一節(7頁分)を1週間かけて翻訳。これを通じて作品に対する理解を深め、翻訳の質を高めていくという作家と翻訳家たちの共同作業が特徴だ。初年度は国際的に評価の高い芥川賞受賞者の多和田葉子さん、昨年は詩人で、芥川賞作家の川上未映子さんが参加した。

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ワークショップの様子

今年は古川氏を迎え、最新作「馬たちよ、それでも光は無垢で」を翻訳作品として取り上げた。3月11日の東日本大震災当日京都で仕事中だった古川氏が、自身と被災した人々との違いを自問しながら原発事故の被災地・福島の浜通りを旅した記録をもとに書きあげた小説だ。著者自身の心の葛藤を描いたこの作品の翻訳は、若手翻訳家たちにとって難しさも伴ったが、翻訳したテキストを読み上げる最終日の朗読発表会では、古川氏を含む参加者(英・米・豪・加・日などから参加)全員が一体感と達成感を得たようだった。

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翻訳に使われた古川さんの小説

英国文芸翻訳センターがあるイースト・アングリア大学(ノリッジ)は、英国の文芸創作の拠点として知られ、日系英国人作家のカズオ・イシグロ氏(『日の名残り』など日本語に翻訳された作品も多い)や多数の著名人を輩出した名門校だ。ノリッジはロンドンから電車で2時間ほどのイングランド東部ののどかな町で、今年5月、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)からエディンバラやメルボルンと並ぶ「文芸の街」として認定を受けた。オリンピックの興奮が渦巻くロンドンとは違った落ち着いた雰囲気の街で、今後も引き続き、翻訳センターで年1回のペースでワークショップを開催する予定だ。(田中麻紀子)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 08:59 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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