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森を再生し、河畔を元の姿に〜函館郊外のNPO法人の奮闘記 [2012年08月14日(Tue)]

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写真左:種と苗を植樹できるまで育てるのに3年かかる
写真右:植苗後も成長をチェックする影山さん(左)と桜庭さん

元は沢などの湿った場所を好むサワグルミ(クルミ科)の群生地だった。JR函館本線桔梗駅から車で約30分の蒜沢川(にんにくざわがわ)上流。ところが氾濫防止の護岸工事が始まり、木々が伐採され、河畔はコンクリート塊に。「生えていた植物の種を拾い育て、元の森の姿を取り戻そう」。地元のNPO法人が日本財団の支援を受けて取り組む『森再生』活動は、種の育成から8年、植苗から5年を経て今ようやく成果が見え始めた。
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第一期に植苗したサワグルミの成長を見守る影山さんら

北の森と川・環境ネットワーク(函館市五稜郭町)が函館土木事務所などと交渉、護岸工事が終った地点ごとに植苗していくこと、再生には「その土地で育った植物に限定する」ことにして、実際に活動…種拾いを始めたのは2004年だった。影山欣一代表理事によると、植苗できるまで育つ期間は3年、植苗エリアは流域900メートル。2007年に第一期として長さ200メートル(面積500平方メートル)にわたって植苗した。その時に高さ2メートルだったハンノキ(カバノキ科)が今は6メートル以上に育つなど一帯が森らしくなった。この冬には予定より3年ほど早く、他の木の成長を促すための除伐が必要になるという。

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護岸工事のない上流の状態を説明する厚谷さん

それでも、育苗や植樹に苦労は多い。蒜沢川上流に借りている育苗地(広さ500平方メートル)では、ミズナラ(ブナ科)の葉が白くなるウドンコ病が発生した。厚谷マリコ理事によると「本体は無事だが、葉は枯れる。3年目には30センチほど伸びているはずが、10〜20センチ止まりで成長しない」という。第二期の植樹ゾーンでは、サクラやクリ、ミズナラの根の部分がネズミにかじられる被害が続出。皮が丸裸となり、枯れた木も。「ドングリの実のりが悪かった。それに天敵のキタキツネも減少しており、それがエサ不足のネズミを増やした」と理事の桜庭宏さんは分析している。

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ウドンコ病にかかったミズナラ

植樹しても3年間は下草刈りなどの手入れが必要。育苗も種拾いから始めるので、地元の会員(約20人)やボランティアだけでは手が足りず、近くの小学生らが環境教育を兼ねて手伝ってくれている。それゆえ(?)影山代表は「森の形になるには50種類以上の木を植えなければならない。今は48種類ほどだが、足りないところは鳥が自然に運んでくれるでしょう」とゆったりとした構え。植樹ゾーンは、昨年から右岸だけでなく左岸にも広げており、森の完全復活は30年先になるだろうという。(平尾隆夫)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:04 | 海と船 | この記事のURL | コメント(0)
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