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社会常識を知ろう! 自立生活のための講習会が始まる [2012年07月27日(Fri)]

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マナー講座の初日は緊張が続いた

さまざまな事情で保護者の元を離れ、児童養護施設で暮らしている子どもたちが社会に出て生活する上で、知っておく必要がある「社会常識」を教える「ソーシャル・スキル・トレーニング」が7月14日から大阪市天王寺区の市立社会福祉センターで始まった。社会福祉法人大阪児童福祉事業協会が来年2月まで計12回にわたって実施する講習会で、大阪府内と和歌山県の児童養護施設の子どもたち計88人が参加、講師の熱心な指導に耳を傾けた。
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講座を企画した藤川事業部長

この講習会は、施設を出て就職を目指す子どもたちが自活するための予備知識を得るための講座と体験学習を中心にしており、来春、就職予定の子どもたちやそれに備える子どもたちが対象だ。子どもたちに交じって施設の職員も受講した。

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熱血指導の森山兼忠教諭

7月14日は午前8時50分から開講式があり、家常恵・同協会理事長が「講習会はみなさんの自立を手助けするものだ。休まずに出席し、リラックスしてトレーニングを全うしてください」とあいさつ。続いて、この講習会を支援した日本財団の公益・ボランティア支援グループの原田貴美子福祉チームリーダーや資生堂社会福祉事業財団の吉井規雄常務理事が、それぞれ激励のあいさつをした。

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ビジネスマナー担当の大阪市立淀商業高校の先生たち

この後、第1回目の「ビジネスマナー」の講習が、大阪市立淀商業高校の森山兼忠教諭ら4人の指導で行われた。美しい椅子の座り方、立ち方、お辞儀のやり方、正しい名刺の交換の方法、祝儀袋と不祝儀袋の違いなど体験談を交えての先生たちの講義が続いた。休憩を挟んで、電話の応対についても学んだ。この日は、昼食を兼ねて近くの国際交流センターでバイキング方式のテーブルマナーについて同センター職員が講習した。返事の仕方が小さかったりして注意を受ける受講生もおり、同事業協会アフターケア事業部長の藤川澄代さんは「内定者の説明会で騒いでいて内定取り消しになった学生もいたそうだ。そんなことにならないよう、会社の一員になった気持ちで講習を受けてほしい」と、子どもたちに呼び掛けていた。

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開講式であいさつする原田チームリーダー

講習会は、2001年からスタート。毎年年間を通して行っており、本年度は引き続き、「社会人としての心構え」「身だしなみのセミナー」「和食のテーブルマナー」「職業カウンセリング」「お金のやりくりとハンコのことを詳しく知ろう」「薬の知識」「身近な法律」「先輩の体験談」「洋食のテーブルマナー」などを続け、全回出席した子どもは皆勤賞を贈られる。(石井克則)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:20 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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