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山里の細道もスーイスイ〜能登半島の保育園で送迎バスが奮闘 [2012年07月06日(Fri)]

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新しい送迎バスに、園児たちは笑顔

「若い人が都会に出て園児の数は減少傾向。でもその分、自宅までの送り迎え、保護者や地域のお年寄りたちとの交流会、遠足などきめ細かな保育が重要になり、送迎バスは欠かせない存在です」。よつば保育園(七尾市湯川町)の河原由美子園長は、日本財団の助成で得た新しい園児送迎バス(39人乗り)の、この半年間の活躍を頼もしげに話した。同園は能登半島のほぼ中央部・JR七尾駅からタクシーで約20分の山里にあり、過疎化が進む中、バスへの期待は高まるばかりだ。
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河原由美子園長/田尻喜夫さんは運転から園庭の手入れまで何でもこなす

よつば保育園は1983年、社会福祉法人七尾市社会事業協会(奥原健次理事長)の施設として開園、今年30周年を迎えた。0歳児から5歳児までの幼児教育にあたり、一時は90人もの園児が通っていたが、2年前に近くにあった北嶺中学校が七尾市中心部の中学校に統廃合されるなどで、現在は27人。このため園児確保策として自宅前までの送迎を行うほか、月1回図書館や温水プールに出かけ、お花見会やイチゴ狩り、保護者や祖父母との交流会など地域住民との触れ合いを大切にしている。送迎バスはそのたびにフル回転で、10数年使った前の送迎バスは廃車となり、今度のバスは3代目。

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安全祈願のお祓いを受ける3代目バス(よつば保育園提供)

納車されたのは昨年12月21日。その日園長さんと年長児、保護者らが七尾市内の日吉神社でお祓いを受け、安全祈願してから運行開始。園児たちの住居地が広範囲に及ぶため、朝の迎えだけで2コース計30キロの走行距離になる。雪が積もると、2車線道路が1車線に狭められ、すれ違いや坂道に悪戦苦闘することもあるが、職員で運転歴22年の田尻喜夫さんは「2代目と違って3代目バスはエンジン音が静かだし、オートマチック操作、環境にも配慮されている。運転していて疲れないですよ」と笑顔で話した。

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山里の自然に囲まれたよつば保育園

河原園長は「毎日快適に送迎でき、保護者からも喜ばれています。七尾市内の中心部に5日所ある私たちの姉妹施設の行事にも利用させてもらっている」と送迎バスのフル活用ぶりを説明。今後は災害時にバスでの迅速な避難ができるよう訓練を強化していくと話した。また園児だけでなく、併設されている放課後児童クラブや、地域のお年寄りたちが安心して暮らしていける『福祉拠点の充実』にも寄与していきたい、と送迎バスの効率的な運用へ期待をにじませた。(平尾隆夫)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:00 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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