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旧保育園を活用した地域活動センターが始動〜石川県能美市の「はまかぜ」 [2012年06月27日(Wed)]

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家庭菜園の野菜に顔をほころばせる小川久美センター長

JR北陸本線寺井駅から徒歩約25分。大リーグ・松井秀喜選手の出身地にちなんだ駅前の「ホームラン通り」を進み、田畑を抜けた道の先に、能見地域活動センター「はまかぜ」(石川県能見市中ノ江町)が見えてきた。障害のある人たちが自立し、未来に希望が持てる施設として、この3月にオープン。小川久美センター長は「通ってくる人の人生の質が少しでも良くなるように、喜びや楽しみを感じてもらえる施設を目指します」と話した。
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トマトカレーの箱詰めを担うスタッフたち/パソコンを使っての名刺づくりも

“前身”は築39年の保育園。2005年に根上、寺井、辰口3町が合併し人口約5万人の能見市が誕生した際統廃合の対象となり、4年後廃園となった。この保育園を、隣接する小松市の社会福祉法人なごみの郷(村中豊所長)が市から無償で借り、日本財団の支援などを得て改装。年賀状や名刺の印刷作業、JA小松から受注するトマトカレーの箱詰めなど「なごみの郷」が持つ就労継続支援事業の一部を分担させるとともに、精神障害に悩む人たちに「家から1歩出て、ドライブや将棋など一緒に楽しもう」と呼びかける地域活動支援センターとしても始動させた。精神障害に特化した施設は能美市では初めてという。

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休憩時間に卓球で楽しむ利用者ら

鉄筋コンクリート1階建て、敷地面積1817平方メートル。部屋数が多いのがメリットで、遊戯室は卓球台とミーティングルームの多目的室に変わり、保育教室は作業室、内職室、印刷室、休憩室などに。広場は家庭菜園に利用され、今はキュウリやトマトが実っている。逆にデメリットは、トイレなど園児用に作られていて改装費がかさばったとか。スタッフは5人。現在計13人(定員20人)の利用者があり、朝夕の送迎や作業、ラジオ体操、ミーティングなどを通じて社会的なマナーの訓練にも取り組んでいる。今後は親睦会などのイベントを定期的に行う予定。

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「はまかぜ」玄関/村中豊所長

なごみの郷の村中所長は「開設にあたっては地元の人たちのご理解があり、とても感謝している。今はなごみの郷と連携しているが、25年度までには一事業所として1本立ちしてほしい」と話した。小川センター長は精神保健福祉士の資格を持っており、「人のやさしさ、愛おしさ、つながりなどを『はまかぜ』の生活の中で知ってほしい。その結果として安心して通え、作業にも集中、自立につながっていくはず」と力を込めた。(平尾隆夫)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:08 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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