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自衛隊佐官級・中国を訪問 [2007年06月08日(Fri)]


徐才厚・共産党中央軍事委員会副主席を表敬訪問


自衛隊佐官級幹部が中国を訪問し、6月4日に北京軍区陸軍第196旅団、北京軍区空軍第24師団の視察を行った。この訪問は、今回が7回目で笹川平和財団内にある笹川日中友好基金が主催。笹川陽平日本財団会長を最高顧問とし、陸海空の佐官級12名が参加。ここ数年、日中関係が冷え政府間の防衛に関する直接対話が難しい情況にあっても、日中友好基金と中国の戦略学会の間で難問を克服し、相互訪問を継続してきた。中国側で訪日した軍人はこれまでに172人、日本側からは80人の自衛官が訪中している。

訪中団は、14日に帰国予定。この間、軍事科学院、瀋陽軍区陸軍独立連隊、延辺警備区、中朝国境地帯、大連海軍艦艇学院などを訪問する。

6月4日、一行は、徐才厚・共産党中央軍事委員会副主席を表敬訪問した。徐副主席は、日中友好の重要性に繰り返し言及、団員ひとりひとりと握手し、今回の訪中団を歓迎した。日中友好ムードが復活する中、友好事業の中で最も難しい部門と考えられる防衛交流が着実に進みつつある。

北朝鮮の核開発問題がこう着する中、表面だけの交流を乗り越える機会が到来しているようだ。今後は、両国の軍事予算の透明性を促進し、また、どこまで新鋭兵器の開示を行うかなどが課題となる。

今年の秋には曹剛川国防相の来日や中国艦艇の日本寄港が予定されている。日中防衛交流はアジアの平和の核して今後の役割が期待される。
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:27 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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