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Tooth Fairy参加4000医院突破 「貧者の一灯」の品も届く [2011年12月15日(Thu)]


貧者の一灯と書かれた手紙

歯科撤去金属をリサイクルし、売却した資金を公益活動に充てる「Tooth Fairy(歯の妖精)」プロジェクト参加歯科医院数が11月29日までに4000を突破した。一方、全国の歯科医院や個人から届いた歯科撤去金属、アクセサリー類の計量・引き渡し式が11月28日に日本財団ビルで行われ、「貧者の一灯です」(真心のこもった貧者による一灯は、富者の万灯に勝る功徳があるという意味)という手紙が入ったアクセサリーも提供された。
全国から寄せられた撤去金属

このプロジェクトは、治療の際に不要になった金歯などの歯科撤去金属を日本財団に送ってもらい、金、白金、銀、パラジウムの4種類をリサイクルし、換金した資金を利用して、ミャンマーの学校建設、子どものホスピス建設などの公益事業として活用されている。日本歯科医師会の協力で2009年6月からスタート、プロジェクトへの参加医院は11月29日に4000医院に達し、12月14日現在で4022医院となった。

計量前の撤去金属

今回計量したのはことし8月4日―11月24日までに250医院と233人の個人から届いた分で、日本歯科医師鹿会の村上恵一専務理事と日本財団の常務理事前田晃らが立ち会い、松田産業(東京都)と横浜金属(横浜市)のリサイクル業者2社関係者が袋の中ら金属を取り出して計量。2社は回収分計約80キロを持ち帰って4種類の金属に分類、12月中に買取相場を確定する。このほか一部アクセサリー類は質店で換金される。

計量分は次々に記録される

提供金属の中には、年金暮らしの77歳の女性から昨年亡くなったという夫の金の入れ歯もあった。この女性からは「貧者の一灯です。ケシ粒ほどでもお役に立てばうれしゅうございます」という手紙と「あした天気になれ」というてるてる坊主の絵も同封されていた。

思い出の品を送ってきた人も

このプロジェクトのこれまで6回分の換金額は2億2504万366円で、既にミャンマーの学校建設に2477万円、小児ホスピス・海のみえる森(神奈川県大磯町)に2500万円を充当している。このほか、神戸市に建設予定の小児がん専門施設「チャイルド・ケモ・ハウス」(神戸市中央区)の建設支援も決まっている。(石井克則)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:16 | 寄付 | この記事のURL | コメント(0)
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