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大槌町の小鎚神社祭典〜来年こそ大槌まつりを!〜 [2011年10月20日(Thu)]


境内を勢いよく練り歩く神輿

笛や太鼓の祭囃子が響き渡り、担ぎ手が神輿を担いで練り歩く境内にはクレープ、お好み焼き、くじ引きなどの屋台が並んだ。9月25日、岩手県上閉伊郡大槌町上町の小鎚神社で小鎚祭典が開かれた。一見すると東日本大震災など起こらなかったかのような光景だが、神社周辺の建物はコンクリートの土台だけ残して流され、至る所にがれきが山積みになっていた。
大槌臼澤鹿子踊保存会の鹿子踊り

例年ならばこの時期に町をあげての大槌まつりが開催され、虎舞や鹿子舞が町中を練り歩き、神輿が小鎚川を渡る。しかし、津波による甚大な被害を受けたため祭りに必要な山車、獅子頭、衣装、太鼓などの多くが流失してしまった。今年の祭りも危ぶまれていたが、規模を縮小して小鎚神社の境内とその周辺で開催することとなった

9時から始まった祭りには次々に子供から御年配の方まで多くの人が集まり、お昼前には境内は人だかりにとなった。この風景だけ見ると津波の被害を忘れてしまうが、祭りの参加者の中には亡くなった祖父の写真を首から下げている女の子や「山車が少ないとやっぱり盛り上がらねぇな」と呟く若者もいた。

 
挨拶する日本財団尾形理事長/城内大神楽の皆さん

そんな中、日本財団は大槌町の郷土芸能保存団体連合会へ祭りで使用する山車、獅子頭、衣装など、総額76,665,387円の支援を決定、祭典の終了後、贈呈式が行われた。この支援は、ヴァイオリン「ストラディヴァリウス」の売却により創設した地域伝統芸能復興基金を活用してのものだ。大槌郷土芸能保存団体連合会会長・阿部六平氏に目録を渡した尾形武寿理事長は「皆さんのエネルギーに本当に驚いた。このエネルギーをさらに大きくすれば、復興への歩みも速まるはず」と語った。山車や獅子頭の多くは手作りのため完成するまで1年かかるとのことだが、「来年の楽しみが一つ増えて良かったよ」と城内大神楽のメンバーで岩手県立宮古水産高校校長の金野仁氏は微笑みながら語った。(和田真)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:16 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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