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子どもたちの笑顔がやりがい 絵本朗読の主婦グループ [2011年09月21日(Wed)]


さあ楽しいお話だよ

東日本大震災では岩手、宮城、福島3県だけでなく茨城県の沿岸部も津波の被害を受けた。福島第1原発に近い北部エリアでは不安を抱えている家族も少なくない。そんな子どもたちに、絵本の朗読を通じて未来への希望を持ってもらおうと、水戸市の主婦グループが活動を続けている。9月には被災地の宮城県石巻市と仙台市でも朗読会を開き、子どもたちに笑顔が戻った。
おはなしの国の3人(右から須能さん、友部さん、生田さん)

このグループは「さくら前線おはなしの国」の友部貴恵さん、生田則子さん、須能隆子さんの3人だ。子どもが同じ水戸市内の小学校に通っていた友部さんと生田さんが小学校の絵本の読み聞かせボランティアからスタート。ことしから生田さんの知り合いでピアニストの須能さんがメンバーに加わった。3月11日は、水戸市内で高齢者を対象にした公演の最中で、東京大空襲の話を読んでいる時に大きな揺れに見舞われ、公演は中止になったという。

 
映像を使って効果をあげる/みんな一生懸命に聞いている

その後、水戸市内の避難所に福島などから避難してきた人たちに向けて、日本財団の支援で朗読会を開いている。9月7、8の両日は石巻市と仙台市の4カ所の保育園などで公演した。8月26日には、午前と午後の2回、茨城県つくばみらい市の幼稚園と保育園で園児たちを前に、朗読会を開いた。このうち、午後の部のみらい平ふたばランド幼稚園・保育園では約140人の子どもたちが楽しい話や怖い話を楽しんだ。

朗読を始める前に、友部さんが「3月11日に大きな地震があったね。みんな怖くなかったかな。ここより北につらい思いをしている人がいっぱいいるの。津波が来て、つらくて、悲しいと思う。みなさんはそんな人たちの気持ちが分かる優しい人になってください」と呼び掛けた。この後、マーラーの交響曲が流れる中、3人が詩人の川崎洋さんが阪神・淡路大震災後に子どもたち向けに書いた詩「きょうより1回だけ多く」を読み上げた。

子どもたちからからはありがとうございましたとお礼が

続いて、犬やスイカやお化けやたぬきが登場する絵本を交代で読み上げ、子どもたちはてを叩いて喜んだり、怖い話では泣き出したりと、1時間の公演を楽しんだ。公演はことしは70回を超えており、朗読のレパートリーも100を数える。3人はボランティア活動への思いを「いまの子どもたちは、黙っていておとなしい。自分をアピールできる子どもに育ってほしいと思う。朗読に対しては、がんがん反応があってやりがいがある」と、話している。(石井克則)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:30 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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