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全国に「日本駆け込み寺」 日本財団支援で一般社団法人に [2011年07月28日(Thu)]


新宿歌舞伎町の日本駆け込み寺

東京・新宿の繁華街で活動するNPO法人「新宿歌舞伎町駆け込み寺」(玄秀盛代表)が7月7日から日本財団の協力で一般社団法人「日本駆け込み寺」に衣替えした。2013年度までに東日本大震災の被災地・仙台など全国7ヵ所の繁華街に同様の駆け込み寺の開設を目指す方針。玄代表は「これからが出発点」と意欲を見せ、笹川陽平・日本財団会長は「幅広い国民の浄財で運営するのが本旨だが、当面は日本財団で支援したい」と語った。
 
挨拶する玄代表(左)と笹川会長

新宿歌舞伎町駆け込み寺は2002年、「日本ソーシャル・マイノリティ協会」の名で設立された。在日韓国人として複雑な生い立ちを持つ玄代表が豊富な職歴を活かし2万件近くの相談を受け付け、約40人のボランティアによる支援体制も整いつつある。一方の日本財団は服役が終わった刑務所出所者の自立に向けた支援事業の取り組みを検討しており同様の目的を持つ両者が協力することになった。

相談内容は家庭内暴力やひきこもりから職探しまで多彩。弁護士や税理士、さらには警察の力で解決するのが妥当なケースはその都度、相談先を振り分けているが、それでも相談件数は膨大。玄代表は365日24時間活動する体制の確立を目指す、としており、これを実現するには1ヶ所で専門スタッフ8人、ボランティア50人が必要という。

設立の記者会見

さらに2011年度中に仙台、13年度まで2年間に札幌から福岡まで6都市の繁華街に駆け込み寺を設けたい、としており、無料相談を徹底するためには、これを支える人材の育成と運営資金が必要となる。2年後を目標に寄付を受け付けやすい公益社団法人への組織替えを目指すほか、広く善意の寄付を呼び掛け運営基盤の整備を進めたいとしている。

異色の試みとして注目され、7月25日に新宿歌舞伎町の駆け込み寺で行われた設立会見にも多数のメディアが取材に訪れた。玄代表は「家庭内暴力ひとつをとっても事件にならない限り公的機関は介入できない。被害者であろうと加害者であろうと苦しむ人は何人であれ助けるという姿勢で行きたい」と意欲を語り、笹川会長も「民の力で民を支えるためにも、あらゆる機関の協力を得られるよう努力したい」と述べた。

連絡先は東京都新宿区歌舞伎町2-42-3、林ビル1階。一般社団法人「日本駆け込み寺」。電話03-5291-5720.(了)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:38 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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