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東京・江東区の小学校で植樹祭 防災に向け森づくり [2010年11月24日(Wed)]


植樹する児童たち

防災を目的とした植樹祭が11月13日、東京都江東区の区立第2大島小で行われ、タブノキなど土地本来の広葉樹を中心とした約1,000本の苗が植えられた。2009年からスタートした日本財団の防災植樹の助成は今回で4件目。東京都内では初の試みで、山崎孝明区長は「街に緑を植えるのではなく、緑の中に街をつくるコンセプトを考えている。第2大島小も、緑の中の学校になれば、さらに良い環境になると思う」と挨拶した。
植樹されたポット苗

第2大島小の2キロ西方には江戸の豪商・紀伊國文左衛門の屋敷跡と伝えられる清澄庭園がある。14万人を超す死者が出た関東大震災では、周囲を幅7メートルの常緑広葉樹で囲まれたこの庭園に避難した人々は無事だったといわれ、この教訓を基に江東地区でも植樹が積極的に進められている。

植樹祭には全校児童174人と保護者や地元住民約50人が参加。校庭の三方に整備された幅約1メートル、長さ約100メートルの盛り土部分に、約30センチの背丈に育った28種類の苗1,017本が植えられた。いずれも潜在自然植生と言われる土地本来の木で水分を多く含み根が深く張るため、数年後には火災や地震など大規模災害が発生した際の防災林、避難場所として活用できる。(写真:にぎやかに開会式)

植樹方法は、宮脇昭・横浜国大名誉教授が提唱する“宮脇方式”で、通常は既に植えられている木々を活かして植樹する。しかし第2大島小の校庭はもともとメタセコイヤなど外来樹が多く枯れたツツジも目立った。このため植樹に先立ち、これら約1,000本を伐採、江東区が実施している緑のリサイクル事業の一環として同区がチップや堆肥に加工し、土壌改良などに再利用されることになった。(写真:挨拶する山崎孝明区長)

学校植樹には日照権侵害や落ち葉に対し周辺住民から反対の声が出ることもある。こうした点について大野幾子校長は「この辺りは下町の雰囲気が残っており住民の理解も高い。苦情はあまりなく感謝している」と述べた。また6年生の女児は低学年の児童に土の掘り方や植える位置を教えながら「家で植物の世話をしているけど、木を植えたのは初めて。卒業した後も成長した木を見に来たい」と笑顔で語った。

日本財団では今後も東京都内を重点に、住宅街や災害の起こりやすい場所にある学校や、古くから残る鎮守の森を中心に2013年までに全国50ヵ所を目標に植樹の助成を進める考えだ。(枡方瑞恵)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:15 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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