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盛大に建国の父像除幕式 トルコ軍艦遭難120周年 [2010年06月09日(Wed)]


アタチュルク像除幕式

120年前、和歌山県・串本沖で座礁・沈没したトルコ軍艦エルトゥールル号殉難将兵の追悼式と新潟県柏崎市から運ばれたトルコ建国の父ケマル・アタチュルク元大統領像の除幕式が6月3日、串本町で行われた。式典には三笠宮寛仁さま、セルメット・アタジャンル駐日トルコ大使のほか地元・串本町民も総出で参加、両国の友好を盛り上げた。
三笠宮寛仁さまと長女の彬子さま

式典は午前の洋上追悼式でスタート。エ号が遭難した紀伊大島樫野崎沖約500メートルの洋上で日本、トルコ双方の関係者約90人が海上自衛隊護衛艦「せとゆき」から遭難事故で死亡した殉難将兵587人に献花、アタジャンル大使は「悲劇が両国民の絶えることのない友情の礎になったことに慰められる」と感謝の言葉を述べた。

両国旗を掲げた護衛艦艦上

次いで正午過ぎから樫野崎灯台前広場でアタチュルク像の除幕式。日本財団の笹川陽平会長や仁坂吉伸・和歌山県知事、像の制作者メティン・ユルダヌル氏ら5人が白い覆いを外すと、台座から遭難海域を見下ろす形で高さ4.2メートルの巨大な騎乗像が姿を現し、詰め掛けた町民が日本、トルコの小旗を振る中、カラフルな衣装のトルコ軍楽隊も登場し除幕式を盛り上げた。像の移設に尽力した笹川会長は「アタチュルク像を末永く世界に向けた平和のメッセージにしていただきたい」とあいさつした。

トルコ軍楽隊も参加

さらに近くのトルコ軍艦遭難慰霊碑前に会場を移し陸上追悼式。トルコ国内で開催されている「トルコにおける日本年」の名誉総裁も務められる寛仁さまは、イラン・イラク戦争さ中の1985年、トルコ政府が「海でもらった恩義を空で返す」とテヘランに足止めされた邦人救出のための特別機を出した事実などに触れ「ますますの友好の発展を祈願します」と述べられた(長女の彬子さま代読)。

遭難現場の青い海

式典にはエ号事故で殉難したオスマン・パシャ提督の孫に当たるオスマン・テキタシュさん(67)も居住先のパリから来日、「祖父の思いを持って参加しました。素晴らしい式典に感謝します」と語った。また北京から取材に訪れたトルコ・アナトリア通信社のカミル・エルドール記者は「トルコでは事故の際の日本の厚意を学校でも広く教えている。今日の式典も大きなニュースになる」と語った。

串本町ではトルコとの友好促進に向けた多彩な企画を予定しており、式典で田嶋勝正町長は「遭難事故を未来へのメッセージとして映画化する取り組みを進めている」と明らかにした。また式典出席のため来日していたトルコ海軍総司令官ウール・イートゥ海軍大将は、5月31日に起きたイスラエル軍によるガザ支援船の強襲に対応するため急きょ帰国した。(宮崎正)

動画:トルコ初代大統領アタチュルク像除幕式 in 串本町(4:37秒)

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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:27 | 総合 | この記事のURL | コメント(0)
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