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自分に負けず女子王座目指す 富山出身の今井さん [2010年04月20日(Tue)]


やまと競艇学校の卒業記念レース

やまと競艇学校を3月に卒業した106期の訓練生22人の中に3人の女子選手がいる。その一人の富山市出身の今井美亜さん(19)は「自分に負けるな」と言い聞かせて、1年間の厳しい訓練を乗り切った。「元気よくレースをしたい」と話す今井さんは、3月末から福井県坂井市の三国競艇場近くに住み、5月の初レースに備えている。

5月のレースでデビューする今井さん

今井さんは富山市の県立水橋高校に進学したが、その後の進路は特に考えていなかった。そんな今井さんにたまたま競艇のレースをテレビで見ていた父親が「競艇の選手も面白いかもしれない」と教えてくれた。富山県には競艇場がないため、父親と一緒に静岡県の浜名湖競艇場を見学したのは高校2年の11月のことだ。クラブ活動でカヌーをやっていた今井さんは体力には自信があり、この時、競艇選手を目指すことを決めた。

学校では同期といっても年上が多く、しかも女子は少ない。そんな中で今井さんは同期に負けるものかと頑張った。転回スピードでは、だれにもひけを取らないというだけあって、8回行われたリーグ戦では女子ではただ一人2回、優勝戦(6人のメンバー)に勝ち残り、3位と5位の記録を残した。教官は「女子にしてはスピードがあり、センスのよさを感じさせる」と評価し、課題として「アクシデントがあったときに、落ち着いて対応できるようメンタル面を強化することだ」と指摘している。

年上の同期の森野正弘君

卒業レースでは優勝戦への進出を逃したが、「家族や教官らの前で完走したい」とレース前に話していただけに、無事レースを終えて満足そうだった。今井さんは、これまでフライングを1回だけ犯したことがある。競艇では厳しい罰則を科せられる違反行為であり「スタートの時の集中力が重要」と思い知った。それからは「ボートに乗る時には、無事に戻ってくると自分に言い聞かせながらエンジンを始動し、大時計を見たりして集中力を高めている」そうだ。

今井さんは競艇について「一人じゃレースができない。自分のこともやりつつ、他の人への目配りも必要な競技だ」と話している。将来結婚しても選手は続けたいと語る今井さんの目標は女子王座決定戦で優勝することだ。訓練期間を終えて、競艇選手としてのスタートラインに立つ日が迫る中で、今井さんは「自分でどこまで行けるか、挑戦したい」と、目を輝かせた。(石井克則)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:13 | 総合 | この記事のURL | コメント(0)
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