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「道の歩き方にも苦労した」 日系スカラシップ卒業生の報告会 [2010年03月29日(Mon)]


卒業報告の会場

日本財団が海外日系人協会と協力して、中南米を中心とする優秀な日系人学生に留学の機会を提供している「日本財団日系スカラシップ」の2009年度卒業生報告会が24日、日本財団で開催され、7人の卒業生が留学生活を報告、さらに新規受け入れの7期生6人が自己紹介し、今後の目標を語った。
笹川陽平日本財団会長を囲んで記念撮影

報告会で、笹川陽平日本財団会長は「一人ひとりが持っている学問上の目的を達成してほしい。これから世界の日系人社会の指導者になると同時に、祖国日本を誇りに思ってください。強いきずなを持ち、連帯を強化して多くの情報を日系人社会に流してください」と、留学生を激励した。岸本グスタボ会長(ペルー、3世)のこの1年間の活動報告に続いて、卒業生6人がそれぞれ留学生活を振り返った。

熱心に発表を聞く奨学生

今回卒業した6人のうち、古堅・マリア・クラウディア・和賀さん(アルゼンチン、2世)と山本・ロブソン・隆さん(ブラジル、2世)の2人は2期生として来日、奨学金受給は5年になった。古堅さんは東京学芸大学で日本語教育を学び、今後はJICAの奨学生として大学院に進学するという。山本さんは筑波大学大学院博士課程で日本梨の生育に地球温暖化、気象変動がどう影響するかを研究した。帰国後は州の研究所で働く予定だ。

発表する浅津・サンドラ・なをみさん

3期生の飯田博子さん(パラグアイ、1世、針灸の知識と技術習得、麻酔科技術への応用)、吉田香さん(同、2世、看護師、助産師資格修得)、4期生の浅津・サンドラ・なをみさん(ブラジル、2世、生薬の遺伝子レベルでの品質評価、栽培法の研究)、5期生の猪嶋・イゴール・鉄男さん(ブラジル、3世、デジタルコンテンツの研究)の4人も予定のコースを終了した。飯田さんは「ストレスがたまることもあった。(日本は右側通行のため)道の歩き方も苦労した」と、留学当初はカルチャーショックを受けたことを明らかにした。猪嶋さんは、若手日系人のためネットワーク構築を目的に、近く設立予定の「日系ユースネット」の一員として運営に協力するという。

あいさつするアニサ・マフディア・プラティウイさん

一方、2010年度の7期生として、渡辺太二さん(ブラジル、2世、帯広畜産大学大学院)ら6人(男性5人、女性1人)が紹介され、抱負を語った。昨年のフィリピンに続き、中南米以外の奨学生としてインドネシアから初めて来日したアニサ・マフディア・プラティウイさん(3世)は、日本語学校で学んだあと慶応大学大学院でメディアデザインについて学ぶ予定だ。(石井克則)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:10 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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