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2022年10月20日

学習支援と感染症

こどもNPOの本体事業で学習サポートを担当しています。藤原です。
ブログで記事を書くのは3月以来の2回目になります。
あのころは花粉のことを書いていましたね、懐かしいです。
私は春先にだけ症状が出るタイプなので、今は何ともありません。(なんでまた花粉の話してるんだろ…)
気を取り直します。

今回は学習会と感染症というテーマで書いてみようと思います。
今は某感染症が拡大して3年目になりますね、既に当初のことを昔のことに感じてしまいます。
1年目はかなり厳しく行動の制限があったり、デマ情報が出回ったり、人々の意識も高かったですね。学習支援の現場でも約3か月間、会場を閉鎖せざる負えなくなりました。すでに懐かしい話になりつつあります。あまり詳しい所までは分かりませんが、学校も閉鎖され、学習会も無くなる、何もかもが急で、家にいることを余儀なくされることになりました。
学習会は学習をするという側面以外にも居場所としての側面があり、子どもたちにとって、学習会の閉鎖というのは文字通りの「学習できるスペースがなくなった」というだけではなかったと思います。

その期間中は山田さんが配信サイトを用いてオンラインで子どもたちとコンタクトを取れるようにしてみたり、私も参加してラジオのようなことしていたりしました。
始めほどの警戒が解かれた後も学習会の会場によっては閉鎖することがあったので、オンラインで子どもたちと学習ができるように工夫していたりしました。
その後は学習会でこどもたちの遭遇する時間をずらして開催するなど様々な工夫を凝らしましたね。

今年度は第何波と言われ感染が増加しているにもかかわらず、閉鎖している会場はありません。感染者数自体は変わらなかったり、むしろ多かったりするのですが…

学習支援に来ている子どもたちに話を聞いてみると、現在でも学校ではコロナ対応が残っているようです。給食中は前を向いて黙食、体育や部活動中はマスクを外しているそうですが、行事ごとは時間を分けて各学年を別に開催しているそうです。
来年度に規制が厳しくなるとは考えられないので、コロナのある日常が送ることが通常になっていくのかなと思います。
再来年度ぐらいには、マスクや検温のない学習会が始まり、休憩中にはお菓子を摘まみながら談笑しているのかな〜
日常生活や学習会がコロナ以前の様相に戻るのかどうかは分かりませんが、コロナウイルスがあることが日常になった世界、ある種の終わりが見えたような気がしました。

posted by 河村 at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 学習サポート

2022年05月06日

【本体事業】こどもNPOの学習サポートって?

こんにちは。本体事業で中高生の学習サポートをしている おーしま です。

学習サポートって普段どんなことをしているのでしょうか?
他の事業と比較してもイマイチ実態が掴みづらいと思うので、少し紹介してみますね。

とはいっても、「学習サポートなんだから、勉強を教えてくれるところじゃないの?」と思いますよね。
実際来ているこどもの中には塾と同じように捉えている子もいます。

ところで、「勉強」についてどんなイメージを持っていますか?
机に向かって参考書を開きながらひたすら覚える、わけのわからない数式を公式を使って解いていく。。。
どこかそんなステレオタイプのイメージを多くの人は思い浮かべるのではないでしょうか。
私もそういうイメージを持っていますし、「遊び」に関しては本当に幅広いスキルを持っている団体職員でも、勉強と聞くと「いやー難しい。よく分からないし、自分は教えられない。」なんて言っています笑

「本当なら勉強はもっと発見やひらめきがあるダイナミックな学びに繋がるんだろうなあ」と思ってはいるのですが、中々私はその魅力も発見できないし、伝えられないでいます。
それでも勉強は「必要」なことだし、「できないと将来が不安」なことです。
大人になってしまうと、「勉強できなくてもどうにかなることもある」と思うこともありますが、こどもにとってはもっと死活問題なんだろうなと肌で感じています。

前置きが長くなりました。実際の学習会はどんな感じで開催されているかご紹介します。
・サポーター(お姉さん、お兄さん)に丁寧に教わって授業ではわからなかったことがわかるようになった子。
・来て早々宿題だけを黙々としてあまり質問してこない子
・毎回来ているが勉強をする気はなく、スマホゲームをしている子
・サポーターに家庭や学校の愚痴を話続ける子
・寝転がってYouTubeを見ている子
・(児童館会場だと)運動して発散する子
・トランプやカードゲームをする子
いろんな子が混然一体として、同じ空間にいます笑

面白い場ですよね。
私たちは頭ごなしに「勉強しろ」とは言いません。
でも「勉強しなくてもいい」とも思っていません。

学習会にはいろんな子が来ます。
よくよく話を聞いてみると、親の代わりに家事をこなしている、そもそも家に学習机がない、なんて家庭もけっこう多いです。
あるいは、親から勉強に対するプレッシャーが強くて押しつぶされそうになっているなんてこともあります。
場合によっては、勉強以外の関わりが大事だと感じ「勉強するより、話を聞く」ことも多々あります。
ただ学習会で遊んでいるだけでも、「それでも学習会にわざわざ来ている」ことを大事にすることもあります。
勉強を促すこともあります。
様々な事情を鑑み、想像しながら何がひとりひとりの子のためになるか、悩みながら取り組んでいます。
なのでサポーター同士の振り返りの時間が毎回1時間ほどあります笑それでも足りなかったりします。

中高生になると、親、塾、学校の先生から勉強しろと言われますが、向き合うことはあまりないかも。
posted by 河村 at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 学習サポート

2022年03月25日

【本体事業】学サポと進学

子どもNPOの本体事業で学習サポートを担当しています。藤原です。

だんだんと暖かい日が増えてきましたね、私にとっては花粉がつらい時期です。
私は3月頃になると薬局でアレルギー性鼻炎薬を買い飲むようにしています。
それで症状が抑えられるため花粉症なのでしょうが、実際に診断してもらったわけではないので、一体何の花粉でアレルギー症状が出ているのか分かりません。
おそらく杉花粉でしょう。
関係のない自語りはこれくらいにしましょう。

3月と言えば卒業や進学、進級の時期ですね。
社会人だと昇格や昇進ですかね。
中高生に向けた学習サポートを行っている身としては、子どもたちの進級や進学の悩みを一緒に考える時期になります。
成績や金銭面、登校にかかる時間、部活動の有無や進学・就職実績など、進学先を選ぶにあたり重要になる点は人それぞれですが、私は進学したのちに通い続けることができるかどうかが重要だと考えています。

成績や金銭面を意識しがちで、登校に1時間30分かけて通うことになる学校を選択している子どもが多く見られます。
ですがいざ入学してみると、部活の朝練でかなり早い時間に家を出発しなければならない、電車の乗り換えや通勤ラッシュと時間が被り、通学の往復時間が苦痛など、想定していたとしても登校を毎日続けるとなると想定していたよりもしんどいと言ったことが起こりえます。
なので、高校の面接時などによくある質問として「本校を志望した理由」が聞かれますよね。
私は「家からの距離が近いから」という回答で十分良いと考えています。
子どもたちにそう伝えてみると、「楽していると思われそう」「理由として弱い」など言われることがあります。

しかし考えようによっては、「登校で楽をするために中学時代に学業に力を入れれた」「登校に係る時間を減らすことで、学業や趣味等他の時間として有効活用するよう考えている」など付け加えることで近い高校を選んだ利点を話すことができるでしょう。
利点欠点は紙一重、考え方・伝え方次第で欠点と思われがちな要素を自分に有利に働くように工夫することができるでしょう。

登校に1時間30分かかるからと言って、実際に通っていない事には分からないよ!という方は、登校下校を想定して何度かシュミレーションしてみると良いでしょう。
夏休みなど学校のない日を選んで、部活動の朝練を想定して早起きして実際に利用する公共交通機関を使い登校してみる、通常の登下校時間で混雑具合確認する。
登下校時間を学習などに充てて有効活用すると考えているなら、それも実際に挑戦してみましょう。

人込みの中揺れる車両の中で学習することは想定通りに運ぶでしょうか?
車両の中でも案外集中できました、有効活用できそうです!
そんな方は乗り過ごしに注意しましょうね。

皆さんの新生活を応援しています!
posted by 河村 at 14:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 学習サポート

2022年02月18日

【本体事業】名古屋学習支援サポーター随時募集中!

こんにちは、本体事業で学習支援を担当しています溝端です。
みんなからは、みぞさんッテ呼ばれてます。

私たちが担当している名古屋市の学習支援では、子どもを相手に事業を行っていますが、それを支えてくれる学習サポーター(以下サポーター)も大きな存在です。
今は大学生を中心に80人前後がサポーターとして登録しています。

私たちスタッフも子どもに関わっていますが、学習時間中に子どもに付き添って一緒に学習をしてくれるのはサポーターのみなさんです。
子どもが来ている時間、担当の子どもを1〜3名担当してくれて、学習をしたり、雑談したり、遊んだりして過ごしています。

サポーターには、子どもと「教える」「教えられる」の関係ではなく、あくまで一人の人として対等に関わってもらっています
イメージとしては、勉強している隣に座っているお兄さんお姉さんという感じかな。
サポーターには、教えられる教科は教えていただいてますが、分からない問題も「分からない」と投げ出すのではなく、子どもと一緒に考えるなど、共に学び成長していってほしいと思っています。
時には子どもから教わることもありますので、そこが面白いところでもあります。
時には真剣な話につながることもありますが、それも一緒に考えたりと精いっぱい関わってもらっています。
※もちろん対応が難しい時はスタッフがフォローいれます。


そんなサポーターも大学生がほとんどですので、当然卒業の時期がやってきます。
社会人になると、みんないろんな場所に行ってしまいますし、時間も取れなくなるので、サポーターを卒業していくわけです。

一緒に活動してきた仲間が卒業してしまうのは寂しい気持ちもありますが、サポーターのみんなが次のステップに行くことになるので、頑張ってほしい気持ちですね。
卒業していくとサポーターが少なくなってしまうので、大学に募集チラシを配布するなどしてサポーターを集めています。
ちょうど今年版のチラシができたので、載せておきます。

サポーターを希望する方がいましたら、ぜひチラシのQRコードやURLからご応募お待ちしております。

学習サポーター募集チラシ.png

https://forms.gle/GzjGrY3f7yJf924H6

qr20210219152040426.png
posted by 河村 at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 学習サポート

2022年01月14日

【本体事業】年末年始というけれど

去年の学習支援は12月の28日(火)までやっていました。
年始は4日(水)からスタート。
「子どもたちは来るかなー。」
「まあ来るだろうね。」
と一応確認の会話をしたりします。いちおう。

まあ来るのです、こどもたちは!
年末年始イベント行事、誕生日にも関わらず。
元気でいいなと思う反面、来ちゃうかという思いもあります。
それは職員が大変だからではなくて、行事日ぐらい出かけたり、遊んだりしておいで
ということで。
「ひまー」と言って来るよりも、
「ごめん、出かけるからいけんわ」って言ってくれるほうがほっとしたりもします。
いつも顔を合わせられるというのはそれはそれで安心ですが、
顔を合わせなくても大丈夫、くらいの安心が理想だったりします。
そういうフクザツな理想が、イベント日周辺にはあるのですよね。
posted by 河村 at 16:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 学習サポート

2016年05月27日

【学習サポート】5/7 学習サポーターミーティング(名古屋)

学習サポート事業担当の本岡です。

学習サポート事業では、
月1回学習サポーターミーティングを開催しています。
年度が替わり初回実施となるこの回は、
自己紹介から始まり、ガイダンス的な説明の後、
「子どもの貧困」と「学習サポート」について
ワーク ショップ形式で考える時間を持ちました。
普段、学習会場だけでは話しきれない情報や思いの共有・交流を図りながら、
互いに学びを深められるミーティングにしていきたいと思っています。

今回から会場は、名古屋市南区のカフェ「メゾンドロロ」さんのご協力を得て、
2階を貸切で利用させていただくことになりました。
「メゾンドロロ」さんは、
小さなお子さん連れにやさしくて、とっても温かみのあるお店です。
私たちの利用にあたっても、
いろいろと配慮をいただき感謝感激でした。

ありがとうございます!

※メゾンドロロ
(HP)http://www.maison-de-lolo.com/index.html
(FBページ)https://www.facebook.com/MaisondeLolo

学サポ.jpg
posted by 河村 at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 学習サポート

2016年05月06日

【お知らせ】名古屋市緑区中川区・知立市 学習サポーター募集!!

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   名古屋市緑区中川区・知立市学習支援事業
       学習サポーター募集!!
■■□―――――――――――――――――――□■■

こどもNPOでは、名古屋市・知立市からの委託を受け
学習支援事業を開催します。
この学習会は勉強の場であると同時に、
子どもたちにとって家庭や学校ではない、
地域の中にある『もうひとつの居場所』になることを目指しています。

学習サポーターになると・・・
 ○教育実習とは異なる側面から、
  子どもたちの生活背景や学習のつまずきについて学ぶことができます。
 ○研修やミーティングに参加することで、子どもに対する理解がより深められます。
  将来子どもに関わる仕事をしたい方、

学習サポーターとして一緒に活動しませんか?
毎月学習サポーターのミーティング、説明会や研修を今後実施予定!
見学もできますので、お気軽にお問い合わせください。
みなさんのご応募をお待ちしています。

【概 要】
○場所・時間
(1)名古屋市緑区内6ヵ所、中川区1ヵ所
   名鉄・地下鉄・JR沿線上で実施!
   月曜日から土曜日 18:00〜21:00
(2)知立市中央公民館(知立市広見3丁目1)
   名鉄名古屋本線「三河知立」駅から徒歩10分
   毎週水曜日または土曜日 17:30〜21:00
 
○謝金
 1回 ¥3,000+交通費(上限あり)
 
○応募方法
 @氏名、所属(大学などの場合は学年まで)、年齢
 A住所、連絡をとることができる電話番号及びメールアドレス
 B応募動機(文量の指定はありません)
 Cサポーターとして可能な曜日、会場までの移動手段


【主催・応募先】
 特定非営利活動法人こどもNPO(担当:本岡)
 名古屋市緑区鳴海町字大清水69-1116
 メール gakusapo.midoriku@gmail.com
 携帯 070-5337-9215
 Facebook https://www.facebook.com/kodomonpo.nagoya/

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posted by 河村 at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 学習サポート