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LIENを開催いたしました [2024年11月06日(Wed)]
こんにちは。
10月31日(木)に今年度のLIENを開催いたしました。

LIENは医療的ケア児および重度心身障害児とその家族の支援に関わる支援者の集いです。
日頃の支援の状況や課題を共有することで,学び合い・交流の場となることを願って今年度も開催いたしました。

スクリーンショット 2024-11-06 104714.png

今年度は総合支援学校,療育施設,特別支援学校の先生方など,12名にご参加いただきました。
また,医療的ケア児の親による「やまぐち医療的ケア家族ネットワーク めでぃっちゃやまぐち」の会長である坂田 繫洋さんと,ふうちゃんにもご参加いただきました。

最初は自己紹介から始まりましたが,坂田さんの番になるとふうちゃんが元気いっぱいに登場しました。
カメラが気になる様子で何度もカメラに映りこむなど,参加者の方もふうちゃんの様子に笑顔になりつつ,LIENはスタートしました。
スクリーンショット 2024-11-06 100214.png

まず,各参加者の皆さんから支援の取り組みの状況や工夫について伺いました。
・子どもたち一人ひとりに「できた!」という経験をしてほしい
・子どもたち同士の関わりを大事にし,その関わりの中でしか学べないことを大切にする
・手を握って「あなたに話しかけているよ」と分かるようなコミュニケーションをしっかりと行う
・親後さんの想いをアセスメントし,その想いを踏まえながら目標設定をする
など,親子双方を尊重しながら日々の支援を丁寧に進めている支援者の皆様の様子を知ることができました。

そのうえで,医療的ケア児の当事者である坂田さんの想いとして,
・学校も1つの社会であるため,自分のペースではなく周りの人に合わせられるようになってほしい
・最終的には社会に出ることを意識して生きてほしい,ルールを守れるようになってほしい
・時には怒られて子どもが駄々をこねたとしても,学校には「一本芯をもった支援」をしてもらいたい
というようなお話がありました。

スクリーンショット 2024-11-06 100149.png

最後に,坂田さんの親としての想いを受けて,支援者の先生方からは以下のような想いと目標を共有していただきました。
・療育を受けた子が放デイに戻ってくるなど,そういう部分も含めて成長を見守りたい
・親御さんが「子どもが日々幸せでいてほしい」という想いで発信した学校への期待に応えたい
・医療的ケア児や重度心身障害児の支援に関わる若い教員を育てることが1つの課題
・保護者の方にその子の状態を聞くための力が必要であるとともに,どこまで深く聞くことができるのかが課題
・放デイの取り組みは親御さんにとって分からないことだらけなので,親御さんにとってその意義が分かるような連絡や声かけをしていきたい

1時間30分という短い時間ではありましたが,日々支援に励んでいる先生方の奮闘ぶりや支援に対する信念,当事者としての想いや願いを知ることのできる,とても濃密な時間になりました。
Posted by 小田 at 11:20
医療的ケア児・重度心身障害児のケアにかかわる支援者の集いの開催 [2023年06月16日(Fri)]
山口県立大学社会福祉学部附属子ども家庭ソーシャルワーク教育研究所の地域連携事業の
一つとして、医療的ケア児とその家族のしあわせを探求する研究や事業展開を行いたい
と考えています。
そこで、まずは、医療的ケア児及び重症心身障害児の支援に直接携わっていらっしゃる
幼児期の児童発達支援センターの支援者の皆様が、日常感じておられる支援観や抱えておられる課題等を共有する場を設けてみようと思いました。

山口県内の児童発達支援センターにご案内したところ10名の支援者に
ご参加いただけることになり、

6月15日(木)17時より第1回目をオンラインで開催することができました。


この様子については、参加者の皆様の感想が届いた後、
別稿にて後日お知らせしたいと思います。

       藤田 久美
Posted by 小田 at 10:56
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