9月25日(月)、APPLE(自閉スペクトラム症の幼児への個別支援プログラム)を
開催しました。
3回目となったその日、お子様(2歳)はお母さまと手をつなぎ、
慣れた足取りで、研究所の中へ。
「今日もいっぱいあそぶぞー」といわんばかりの表情。
私たちが、「Aちゃん、こんにちは」と声をかけました。
そうするとAちゃんは
「こんにちは」
と大きな声。
すごーい、「こんにちは 」って言えたね。
お母さんからは、最近「こんにちは」が言えるようになったと
お話があり、他にも、「しかく」「さんかく」等の
言葉をいうようになったとお聴きして、みんなで喜びあいました。
いつものように、お母さまへの対応は永瀬准教授、
お子さまへの支援は藤田がさせていただきました。
井辺特任助教は、ビデオ等で記録をとりながら
サポートしました。
そして、Aちゃんの好きな遊びを楽しみ、
また、
大人(藤田)と一緒にかかわる遊びも体験していきました。
学生スタッフ(学生子どもソーシャルワーカー)が作成した
教材の型はめやプットインも
ばっちりできました。
すごいね、Aちゃん。
そして、この日のAちゃんは
お絵描きを一生懸命しました。
前回は、線を描いてくれたのですが、
今日は、ぐるぐるとダイナミックな描き方。
まーる、まーるかな?
画伯Aちゃんの作品はこちら
そして、Aちゃんのこの日のお気に入りの色は・・
「くろー」
「くろー」
声もたくさんでました。
どうも、クレヨンより、ホワイトボードにあった「マジック」がお気に入り。
「これはちょっとー、クレヨンにしよっかー」(藤田の心の声)
と思いながらも・・・
Aくんの描きたい、やりたい、楽しい、という気持ちを優先したところ・・
すばらしい作品が完成。
お母さんからも「マジックが好きなんです」とお聞きしました。
次回は、マジックで描けるよう、環境を準備しておこうと思います。
今日も、とっても可愛らしいお子様の姿がみられました。
また、お母さまからもたくさんのお話が聞けました。
APPLEは、Aちゃんの成長を研究員とお母さまで一緒に共有することができる時間
になっています。
所長 藤田 久美