研究について(自閉症スペクトラム幼児の早期支援と家族支援) [2023年05月30日(Tue)]
こんにちは。
所長の藤田久美です。 研究所では、子ども家庭支援に関する研究を行っています。 研究所の研究員で研究チームを結成し、困難を抱える子ども家庭支援に関する研究を行っていく予定です。 このブログでも紹介していきたいと思います。 5月18日、研究所の地域連携事業として実施する「APPLE」(自閉症スペクトラム幼児の早期支援と家族支援)に関する研究の準備のための研究会を実施しました。研究の目的を共有し、具体的な研究計画を立案しました。 APPLEに関する研究テーマは 「自閉症スペクトラム幼児の早期支援プログラムの実証的研究−保育現場への普及を目指して―」 です。 以下、研究の目的です。 山口県が示しているやまぐち未来維新プランにおける子育て応援プロジェクト(V生活維新)関連において「発達障害児の支援強化を図ることが必要」ということが明記されている。とりわけ、発達障害の中でも自閉スペクトラムは、早期発見・早期支援が有効であることから早期に子どもと家族を包括的に支援する必要があるが保育現場における保育方法においては普及されているといい難い。 本研究は、研究代表者の藤田が2021年度の実施した「発達が気になる子どもと家族への超早期支援プログラムの実証的研究―親子への個別支援の提案と支援者の専門性の構築に向けて―」(2021年度公益財団法人ユニベール財団研究助成、研究代表者:藤田久美)の研究成果をもとに考案した<発達が気になる段階>の次のステップとなる自閉症スペクトラム幼児の診断後に実施する「APPLE」(子ども家庭ソーシャルワーク教育研究所の地域連携事業)の支援内容及び方法のプログラムを開発し、2歳台の自閉症スペクトラムの診断を有する児とその家族への支援実践を行う。その上で、支援実践過程から得られた知見を日常的・継続的に支援を行う児童発達支援センターや保育現場(幼稚園保育所・認定こども園)に還元することを目的とする。 研究成果は、今年度中に保育現場などに還元する準備をする予定です。また、研究過程で得られた知見は、本研究所主催で実施する各種セミナーにて報告したいと考えています。 子ども家庭ソーシャルワーク教育研究所の今後の活動はこちらからどうぞ↓ https://www.yamaguchi-pu.ac.jp/search.php?t=%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E6%95%99%E8%82%B2%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80&c=search |
Posted by
小田
at 11:13