12月は幼・低・高の3つの例会を行い、素敵な1年の締めくくりを親子で楽しみました。低学年コース(幼児対象)鑑賞例会
「シモシュのわくわくコンサート
シモシュとあそぼ! 音であそぼ!」12月6日(土)15:00〜山口市民会館小ホールにはたくさんの親子づれが参加し、シモシュのコンサートを楽しみました。
こえを大きく小さく出して一緒に歌ったり、
からだを動かし、踊ったり、へびや魚やさめになったりと、みんな大盛り上がりの楽しいコンサートでした。
小さな子どもたちはシモシュにくぎ付け。途中、お母さん、お父さんのためのピアノの演奏もあり
素敵なサプライズもありました。
シモシュが繰り広げる音楽の世界に、子どもも大人も引き込まれ、あっという間の1時間でした。
けんばんハーモニカの秘密の演奏、おうちに帰ったらマネしてみたかな?
低学年コース(小学生対象)鑑賞例会
「花木村月夜奇妙(はなのきむらつきよのきてれつ)」12月16日(火)18:30〜山口県教育会館ホールにて、前進座によるおとぎ芝居「花木村月夜奇妙(はなのきむらつきよのきてれつ)」がありました。
事前交流会の
「ふむふむトーク」や
「ワクワクワークショップ」を通して、歌舞伎や新美南吉の世界を身近に感じていた例会だけあって、とても楽しみにしていた方が多かったようです。
泥棒のかしらが客席から登場する演出から始まり、舞台上の見得。
「よ!白鷺屋!」「日本一!」などの大向うが客席からかかったときには、
観客と舞台がひとつになったようでした。
舞台は、
さすが前進座。歌舞伎の所作があり、歌あり踊りありで、迫力と見応えのある舞台でした。仔牛の動きや、お地蔵様のカラクリが気になった方も多かったのでは・・・。
高学年コース鑑賞例会
「The Wish List」12月23日(火・祝)18:00〜山口市民会館小ホールで行った
「The Wish List」は、今年度のむすび座公演、低学年例会の
「ピノキオ」幼児例会
「おまえうまそうだな」に続く3作品めで、
思春期の子どもとおとなに向けて創られたものでした。
強盗に失敗し命を失い幽霊になった14歳の少女メグと、自分の人生を後悔していた老人ラウリーの2人が手を結ぶ。 クスッと笑ったり、人の醜さに顔をそむけたくなったり、ラウリーの願いを叶えようとするメグの姿に涙しそうになったり…。
少し奇想天外だけれど心が暖かくなるお話でした。
相棒の存在の心強さ、生きることと死ぬこと、人生はいつからでもやり直せること、シンとした会場で観ていたこどもたちにきっと届いたことでしょう。
人形劇は小さい人たちのものと思われがちです。
でも、人形劇でなければできない表現もあり、
人形劇だからこそ伝えられるものもあります。人形の顔は変わらないのに表情の変化を感じ、その感情を受け止めることができる大人や高学年の子どもたちにこそ人形劇をもっと観てほしいと思った公演でした。