「この人にインタビュー」第6回 [2013年05月20日(Mon)]
事務局 はちくぼです。
山科醍醐こどものひろばでは、「コッペパン」という季刊紙を発行しています。山科醍醐こどものひろばの前身である「山科醍醐 親と子の劇場」が発足した1980年に創刊し、30年以上続いているものです。 この「コッペパン」には、内容の濃い記事がたくさんあるので、時々ブログでご紹介しています。今日は、スタッフを紹介する「この人にインタビュー」の記事を転載します 「この人にインタビュー」第6回 「のびのび@ら〜にんぐ」塾長で楽習サポート事業担当職員の梅原美野さんです。 <コッペパン 2012年3月掲載分> 《のびのびの活動風景。子ども達やスタッフと一緒に夕食です。真ん中が梅原さん》 ◆この団体との出会いは? 大学2回生のとき、授業で配られた「楽習サポートのびのび」のボランティア募集のチラシを見て、応募したのがきっかけでした。福祉系の学部だったので、それまでにもボランティアの経験はありましたが、どこか物足りなさを感じていたのです。 「のびのび」では、ボランティアを始めてまもなく文化フォーラムがあったのですが、そのとき担当した子と全く話すことができずショックを受けました。でも、振り返りの会があり、不安なことを話せたりアドバイスをもらったりしたことが、自分にとってはとてもよかったのです。自分が役に立てたと感じられ、続けていける自信につながりました。 ◆サポーターからスタッフそして職員に 「のびのび」のサポーターになって1年くらい経ったとき、初めて「のびのび」でキャンプをすることになり、学生が主体となって取り組みました。大変なこともありましたが、学生の意識も高まりました。 そこで、いつも忙しそうな当時の活動リーダー(こどものひろば現理事長)を見て、自分たちにももっとできることはないかと、学生だけでの話し合いを呼びかけました。そうして、スタッフとしてサポーターや保護者の対応もするようになり、大学を卒業した昨年4月からは職員として勤務し「のびのび@ら〜にんぐ」を立ち上げました。 《チャリティサロン「浴衣着付け教室」でのひとコマ!》 ◆活動のなかで心に残ることは? とても感動したのは、子どもとサポーターはマンツーマンになっているので、1対1の関わりに終わっていたのですが、あるとき準備に手を取られていると、子どもたち同士で遊び始めたことです。うれしくて準備が出来てもしばらく眺めていました。 また、普段あまりしゃべらない女の子が小学校から中学校へ進んだとき、「のびのびでいろんな人と話していたので中学へ行っても緊張しなかった」と話してくれるなど、子どもの喜びや成長を感じられることがたくさんありました。 この活動では子どもと共にサポーターも成長します。私も、以前は自信がなく控えめなほうでしたが、近頃は明るくなったと言われます。 ◆これから目指すこと 「のびのび@おぐりす」では小学校との連携により通学合宿が実現したことで、初めは半信半疑で参加していた子どもや保護者からも、次第に支持されるようになりました。 しんどい子どもはたくさんいて、それをわかっているのは学校なので、連携していけると必要なところに支援が届くのでは。また、「ら〜にんぐ」や、「らいふ」では、よりたくさんのニーズに応えていくために、スタッフの受入態勢を充実させたいです。そして実践をまとめ、発表し、広く知ってもらって、いろんな所でこのような活動を始めてもらえたらと思っています。 【梅原美野:愛称うめちゃん/ひろば歴4年/社会福祉士】 ※年齢・役職等は掲載当時(2012年3月)のものです。 《チームワーク抜群のボランティアスタッフとともに。後列右から2番目が梅原さん》 新年度からは「事務局次長」として、ますますパワフルに頑張っている梅原さんほっとする「うめちゃんスマイル」で、これからも活躍してくれることと思います 今後もこのシリーズを掲載していきます。どうぞお楽しみに (事務局 はちくぼまりこ) |