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支援物資について [2020年07月18日(Sat)]
災害があるたびに支援物資という名の古着などおくる方がいますが、あなたのいらないものはあたしもいりません。水害時に洗濯すみのタオルはありがたいですがあくまで新品同様のものが望ましいんじゃないかとおもいます。コロナ渦にあってはゾーン分けして新品も助かります。コロナじゃなくても被災してたら食中毒やウィルスなど使い捨てタオルは必要になりますが程度があります。

以下そのまま載せます clickより

【A支援物資という形の支援について思うこと】
〜物資の提供をする立場として〜
私が住んでいる真備町川辺地区は水害時の指定避難所がありません。(今現在、緊急避難場所はあります)
そのため、西日本豪雨被災後、十分な物資提供や支援が届きにくい地域でした。
たくさんのボランティアさんや支援者のみなさまに応援していただいて、被災した住民が中心となって被災後の課題解決を自分たちのできることから始めようと、西日本豪雨発災後3か月たったころ、川辺復興プロジェクト あるくを立ち上げました。そこでは、住民の居場所づくり、災害関連の情報交換、炊き出しや支援物資の受け入れと提供をしてきました。
前回の投稿で、物資をもらう立場のお話をしたので、今回は、【物資の受け入れと提供(発災後3か月から)】について 思うことをお伝えします。被災後、「夫婦・家族間の喧嘩が増えた」という話は、どこの家庭からも聞きました。「被災離婚」という言葉まででるぐらい。
日々の片付けの疲れ、漠然とした不安と空虚感、日々の生活のことで精いっぱい。落ち着かない狭い仮設住宅での生活。被災後の手続きや子どものこと、介護が必要な家族のことなども考えなければいけません。そのような中、私たちにとって物資の提供場所はコミュニティーのひとつでした。なぜならば、そこに行けば、誰かに会って話ができるから。そして、「物資、いいのがあるか見てくるね。」といえば、家族から一時的に離れることができます。「家にいると辛くなるから。」といって、物資をもらうわけではないけど来られて、お話をして帰られることも。
ボランティアの方がよく言われていました。
「あるくに来てる人、みんな笑顔だね。すっごく明るい。笑い声もいっぱい聞こえるし。」って驚かれていました。
支援物資でいただいた洋服をみんなでコーディネートしたり、「この食器にこんな料理を盛りつけたらおいしそう。台所がなおったらまた作ろう♪」と、家を再建できた時のことを想像したり。「これがいいかな。あれがいいかな。」と選ぶ時間も貴重でした。気の知れた、同じ地区の住民だからこそ、心を開いて、ふざけ合ったり、はしゃいだりして、気を紛らわしていました。
「〇〇さんのも持って帰ってあげよう。」と言って、ご近所さんと会うきっかけにもなっていました。もちろん、物資をいただくことで生活が少しずつ整っていきます。そのことも、生活と心が復旧・復興していくために欠かせません。私たちにとって、支援物資の提供場所はそのような場所だったと思います。提供していた物資は、ボランティアセンターや社協からいただいたものや個人単位で持ち込まれるものが主でした。段ボールを開けてみると、かわいらしいメモに「応援しています。お身体に気を付けて。」などと、励ましのメッセージ。丁寧にラッピングしてプレゼントのようなもの。真新しい洋服やクリーニングをしてくれた服。
タグを見なくてもサイズがわかるように一枚一枚にサイズを書いてある子供服。絵本やお絵かき道具。私たちのことを想いながら準備をしてくれたこと、届けてくれたことがとっても嬉しかったです。生活や心を支えてくれる物資。たくさんの善意の心。
「きっとこれ、皆さん喜ばれるね。」と手に取られる方のことを想像して、ワクワクしながら物資を並べていきます。どんどん届く物資。山のようになっていきます。スタッフだけでは間に合わず、物資をもらいに来た住民さんも巻き込んで仕分けとディスプレイをすることもありました。でも、ほとんどの作業をスタッフでしていました。
なぜならば、住民さんに見せることができない物資もたくさんあったからです。
靴底のない運動靴。
カビの生えたバッグ。
虫食いやボタンの外れた中古服。
穴の開いたタオル。
持ち上げると動物の毛が舞い上がる服。
かけた茶碗。
油や焦げがいっぱいついた電子レンジ。
断線しかかっているファンヒーター。
使いかけの洗剤や化粧品。
賞味期限がとっくに過ぎた食品。
「これは、箱に新品って書いてあるから大丈夫!」と思って開けても、明らかに新品ではないものが入っていることも多々あり。
善意の物であると信じたいのですが、どう考えても『捨てるつもりだった』ようなものまで・・・。
特に中古服は判断が難しかったです。

持ち込む人も、「いらなかったら雑巾にでもしてください。」「いらなかったら捨ててください。」って言われていました。
正直、服のほとんどは雑巾として使えません。災害ごみであふれかえって、ごみ袋の山と毎日 格闘していた私には、「ゴミが持ち込まれる」ことも辛かったです。
(デザインが特徴的過ぎるものやかなり古いもの、試着しないと自分に合うかわからないジーパンは、いつまでも残っていました。)
そして何より、人の善意を捨てることが辛かったです。
物資の持ち込みをしてくださるかたに、物資をゴミとして積み上げているところを見られないように 気を使いました。物資を提供する側ももらう側もストレスになるような物資は、ある意味、2次災害です。支援物資を提供するときには、
段ボールを開けたら、そのまま被災者に見て選んでもらえるように。「何もないんだから、とりあえずこれでしのいで。」というものは入れないでください。
「いらなかったら持って帰るので。」といって持ち込むのはやめてください。
受け入れスタッフも善意でしています。人の善意を断ることは、辛いです。体の疲れ以上に、心が疲れます。持って来られると断り辛いのです。
まずは、募集されているものを持ち込んでください。
「いらなかったら 捨ててください。」といって、預けないでください。少しでも早く被災した方にお渡ししたいと思っているのに、廃棄作業までしたくありません。
これが私の見て経験した物資提供の場でした。
もし、これから物資の提供を考えられている方がいらしたら、ぜひ、一度立ち止まって考えてみてくださいね。
被災地に元気を届けられるように。


中越地震、新潟福島豪雨などここは被災したところでもあるので、当たり前にみんながわかってるものと考えてしまいがちでしたが、そうではなく体験を伝えていかなくてはいけないのではないかと思う出来事がありました。
被災して何かしたいと思ったら募金、支援金、などできることはあります。ほしいものリストをシェアしてそちらから購入するとか現地に迷惑がかからずにその先の笑顔のためにできることたくさんあります。(よ)