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2015年06月15日

文化財の虫菌害保存対策研修会参加しました☆

平成27年6月11日、12日の2日間にわたって国立オリンピック記念青少年総合センターで行われた、公益財団法人文化財虫菌害研究所主催「平成27年度 第37回文化財の虫菌害・保存対策研修会」に参加しました!

国立オリンピック記念センターは明治神宮の隣にあります。
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最寄駅の小田急参宮橋で下車し、お参りと見学を済ませてから会場に向かいました。
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さて、この研修会。文化財IPMの知識を得るために参加しています。
ササキは3回目、オカムラは初参加です。初日は
・装こう文化財におけるカビの被害とその除去
・建物における害虫の侵入経路と防除対策
・温湿度測定器の種類と特徴
・文化財IPMと殺虫殺菌処理 について講義が行われました。

初めて聞くお話や、コーディネーター資格取得研修で押さえた点の振り返りなど、初日もさまざまな学びがありました。

【初日の講義を通して重要だと思った点】
・文化財の損傷について、適切な処置をするためには、文化財の構造を知ることが大切
・一時的損傷の放置→ホコリがたまる→カビの発生→2次的損傷 …早期に適切な処置を行うこと
・文化財におけるカビ除去…作品の処置前の状態の把握・記録
             処置中の記録
             技術者・所有者間のコミュニケーションを十分とる
             継続した観察 
・昆虫の中には紫外線(365ナノメートル付近)に誘引される種類がある。紫外線カットが有効
・文化財IPMの現場は「なにもなくてあたりまえ」。昨日と違う何かに気付くために、温湿度計測の数値が大切

中でも、九州国立博物館の本田光子先生の
・文化財IPMを進めるために注意することは「目的と手段を混同しない」こと、環境を守るのではなく、環境で文化財を守ること。殺虫や殺菌はあくまで手段。
というまとめにははっとさせられました。

ふだんの業務では、清掃という点ばかりをクローズアップして「どう効率よく清掃するか?」などと考えてしまいますが、社寺きよら業務の中で言い換えると、
「清掃はあくまで手段、清掃の行き届いた環境で大切な社寺を守ることが目的。」
といったことになるでしょうか。

あっという間の初日終了、
2日目の講座に期待をよせつつ、ホテルへの帰路では一日の振り返りに花が咲きました。

社寺きよら:佐々木綾子
                 





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