■第33回 サポセン講座 2008年3月4日 火曜日 10時30分〜12時00分
会場 市民活動団体交流ルーム (生涯学習センター)
講師 川辺弥生さん みんなの地球いわて
参加者 行政(ファミリーサポートセンター職員):2名 一般:1名
市民活動団体:4名 合計:8名
テーマ 「CO2ダイエットってなあに?」
〜地球温暖化って暖かくなって良いことじゃないの〜
資料 ・PPTデータ「温暖化防止」
・「地球温暖化の現状 身近にできるCO2ダイエット 家計費節約」
・「身近にできるCO2ダイエット」リーフレット
・「みんなの地球いわて」ニュースレター 他
====== 開催の目的 ===================================================
身近にできる8つのCO2ダイエットで年間3万〜5万円の家計費が節約できます。
岩手県のデータを参考にその方法を分かりやすくお話しします。
いっしょに地球温暖化防止を進めてみませんか?
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■講師の川辺さんが日頃実践している省エネ対策「我が家のエコ生活」を紹介します。
・マイバック・マイ箸持参
・電気はこまめに消す
・お風呂の残り湯で洗濯
・廃油で石けんづくり
・食べ残さない量で料理
・エコドライブを心がける
・4Rを実践 リフューズ・リデュース・リユース・リサイクル
・生ごみは全て堆肥活用
・草取り後の雑草も堆肥活用
・自転車活用
・ごみは分別して資源ごみ・資源回収へ
・エコ製品を選ぶ、詰め替え製品を買う
・待機電力を減らす

▲PPTデータを参考に地球温暖化の問題を伺いました
■ 地球温暖化の現状から身近にできるCO2ダイエットはどんなこと?
1) 盛岡市は過去40年で気温が1度上昇している。これは上昇率が
高いことを示している。岩手県内のブナ林が消えていく。
このままの環境破壊が続くことを計算すると、2090年には森林が
消える。浜が消える。地球温暖化で海面が50cm上昇することで、
陸前高田と浄土が浜は消える。海外ではツバルやモルディブの
国民は海面上昇により、自国が水没する前に国外移住を始め
ている。車のアイドリングはエンジンをかける時にCO2を排出する。
地方では渋滞が少ない、都会では渋滞が日常茶飯事、寒冷地で
は冬期間、暖気運転をしていたが最近の車は必要ないがその分
ガソリン代は高騰している。
2) 身近に出来るCO2ダイエット(CO2削減)を紹介した。
@冷暖房の温度設定を1度抑えることで年間2,000円の節約
A水道の水を出しっぱなしで、年間4,000円の節約
Bアイドリングを抑えると、年間6,000円の節約
タイヤの空気圧チェックをこまめにし、重いものを載せない
などの工夫をする。
C自転車の活用を心がける
車の渋滞が少なくなる。駐車スペースが不要などで、
自動車の使用を週に2回で約4km減らすとガソリン代が年間8,000円の節約
Dある企業は自転車通勤に手当て至急の例がある。
Eエコ製品の購入
・冷蔵庫、電球等の家電製品を購入する。
・CO2削減とエコ製品を使用することでの電気代節約の相乗効果
冷蔵庫は年間8,000円節約、エアコンは年間6,000円節約
電球型蛍光管は明るさと省エネに効果大
F過剰包装
レジ袋1人年間平均300枚
1枚×5円×300枚=1,500円を消費している。
エコバックを活用することで省エネにつながる。
Gプラグをこまめに抜いて電化製品の待機電力を減らす。
待機電力は家庭電力の10%を消費している。
スイッチ式コンセントを利用することで年間1,000円の節約
H木を育てて県産材を進んで活用する。
岩手県は森林が豊かなので県産材を活用することで、森林の整備が進む。

▲グラフを参考に地球温暖化の現状はこんなこと.....
■ CO2ダイエットから家計費の節約を実行しよう。
・冷暖房の温度設定 2,000円
・水道の蛇口はこまめにしめて 4,000円
・自動車はエコドライブ 6,000円
・自転車に乗って 8,000円
・エコ製品を選んで買って (冷蔵庫) 8,000円
(エアコン) 6,000円
・お買い物は簡易包装&マイバック 1,500円
・待機電力を減らして 1,000円
・木を育てて県産材 円
合計金額 36,500円の節約につながる。

▲過去40年で気温が1度上昇
■ 講師のまとめ
金ヶ崎町がごみの分別を細かく13種類に指定している。
当初は住民の非難が多かったが、次世代によりよい環境を残そうとする目的で
進めている。
北上市は経済的な理由が優先している。経済と環境をシーソーに例えると経済が
上昇すると環境は下降する。北上市のある衛生組合の役員はごみ集積所を
パトロールし、分別されていないごみは自ら分別している。
地球は、歴史上、寒冷な時代と温暖な時代の繰り返しだから、今は温暖化の
時代である。地球の平均気温は14度である。温暖化の最大の問題は食料自給率
である。それは現在、28%から下降している。3人に1人は食糧不足の時代が
やってくることが予想される。昨年の夏は真夏日の記録を更新している。
作物が被害を受けている。岩手県は自給率をあげることが望まれている。
農家は農作物を作ってもそれに見合う代価が約束されていない。
物の値段は地産地消以外は入搬出用のガソリン代が上乗せになる。
土産土法50km圏内の作物を食べることが健康にも省エネにも効果がある。

▲小学生向けの紙芝居を使い、子どもたちが実践している省エネ対策を学びました
■ 参加者のふりかえり
・一般
環境問題に関心があるので、環境系のNPO活動に参加したい。
・市民活動団体
子ども向けの紙芝居を参考に環境問題について説明を受けて理解しやすかった。
・市民活動団体
PPTデータや紙芝居、そして手づくりのグラフデータなどを駆使して、
CO2の削減を身近な角度から説明していただいた。10日後には、
ごみ減量市民会議の集会が予定されている。
北上市はごみ問題の対応で揺れているが、私たち市民はごみ減量に
向けて自らの行動を変えるときである。
今後さらに環境問題やごみ減量化について学びたい。
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第33回サポセン講座は今年度最後の講座でした。毎月2回、合計22回実施しました。
延べ参加人数は385人となりました。
講師のみなさま、参加いただいた市民のみなさま、ありがとうございました。
これからも情報センター事業をよりいっそう進化させたいと考えています。
どうぞ、みなさんご支援ください。
来年度の講座実施内容をみなさんから募集したいと考えています。
みなさぁん
・・・サポセン講座にどんなことを取り上げてほしいですか? ご意見・ご要望を待っています。ご連絡ください。
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