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平成森鮮組 大見じねんファーム 大ボラ会

 「貴僧坊」・・・「きそうぼう」と読みます。伊豆のど真ん中、100人に満たない小さな寒村です。 40数年ぶりに帰村した貴僧坊は多くの社会的困難な課題を抱えています。
 NPO伊東里山クラブに入会、さらに平成森鮮組を結成して里山・里地の整備を進めています。「貴僧坊ECOファーム」「大見じねんファーム」を立ち上げ自然農法に挑戦していきます。里山・里地の整備で派生する資材を農業に利用し、竹尽くし農法(竹取物語)や炭素循環農法を実践しています。
         
           NPO伊東里山クラブ 貴僧坊ECOファーム長 
             一般社団法人平成森鮮組平成森鮮組 代表理事 
               大ボラ会事務局長         山下 隆(洋平太)

         連絡先 伊豆市貴僧坊67   メールアドレス yoheita0609@yahoo.co.jp


ジオガイド講座スタート [2014年07月01日(Tue)]
7月に入ってしまった。時の移ろいの速きことよがく〜(落胆した顔)
ガイド講座が始まりました。「」人間、ジオやってみましょうexclamation。幸いにも主会場が中伊豆保健福祉センター、自宅から車で10分の近さです。今朝も交通指導の一斉日だったので、助かります。
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眠い、コックリさんしてました。
久しぶりに朝から夕方まで机に張り付いてました。意欲も緊張感もあるつもりですが、コックリコックリ申し訳なしふらふら。座学は全コマ必修、眠らずしっかりと・・・。
講座はジオガイド協会の運営で進みます。ガイドスタッフのNさんが私のブログを見て、姫之湯金比羅山の柱状節理を視察したそうです。湾曲した柱状節理は珍しいと言います。
うれしいですね〜。機会有れば姫之湯ケーブも見てもらいしょう。
再度、写真をアップします。
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金比羅柱状節理
来期の森鮮組で周辺を整備するつもりです。

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姫之湯ケーブ
この2点をなんとかジオサイトに・・・頑張りましょう!
ジオ野外講座 雨模様の河津ジオサイトを巡る [2014年09月24日(Wed)]
観光地の河津には河津七滝の外にも数々のジオサイトが有ります。
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三養院の滝

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土屋ガイドの解説を傾聴
国道414直下にこんな滝があるとは知りませんでした。上からではなく下から見れると良いですね。七滝は最初はこの滝と、最上流の二階滝が入っていたそうです。2滝共に離れているので、エビ滝とカニ滝を加えて、窯滝と大滝の間に七滝が収まるようにしたという。結果、多くの客が訪れる観光スポットになりました。面白いですね〜。

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三段の滝
鉢の山の溶岩は佐野川と奥原川に分かれて流れたようです。浸食されて、それぞれに滝や渓谷を形成しました。

滝壺に・・・
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なんとマムシ
水流に翻弄されて這い上がれません。

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鉢の山は大室に次ぐ規模のスコリヤ丘
中腹に草競馬場があったそうで、平坦な広場が広がっていました。

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サルナシの実
アケビやムべもそこかしこにあって、一ヶ月遅ければ山の幸を堪能できたでしょう。ここからは30分で鉢の山の頂上まで登れるようです。一度登ってみたいですね。

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初景滝の柱状節理
教材になりそうな見事さです。大滝は防災工事のため見学できませんでした。どんな工事なのかちょっと心配?

ブーちゃんが今朝がた死んでいました。昨夕、ブーちゃんが運動場でぐったりしている、と連絡あり飛んで帰ると苦しそうに呼吸しています。何かに襲われたのか、苛められたのか立てません。ゲージに移してやりましたが駄目でした。自分で運動場に出るまで回復したと思っていたのですが、却ってそれが仇になったかも知れません。講座から帰り、モモさんの横に埋葬、安らかに永眠しておくれ。
伊豆半島が本州に衝突している現場を見た! [2014年10月07日(Tue)]
半島がフィリピンプレートに乗って、はるか南方海上からやってきて本州にぶつかる、その現場を見ることができる。ワクワクします。
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ここが衝突現場 神縄断層
御殿場の北、小山町生土の山中。右側が駿河礫層、左が本州側丹沢山地の凝灰岩とはっきりと境目が解ります。ここで沈み込み、丹沢を押し上げているという事です。ならば丹沢は本州側かというと、さに非ず。やはり南方からやってきた伊豆半島の先輩だそうです。難しいですね〜。

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地味な案内看板
伊豆ジオサイト看板に比べて淋しい。聞くと、小山町は伊豆半島ジオパーク推進協議会の会員ではないそうです。ジオパークは地続きの地域で構成されるという事でした。本州との衝突現場、貴重かつ重要なポイントです。伊豆と同じような看板が欲しいですね。

帰りには駒門風穴に寄ってきました。
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富士山の溶岩が作り出した巨大な風穴
保存会が管理していて300円也の有料、観光スポットになっています。極端な観光地整備にならぬように願うばかりです。

神縄断層は、期待に反して「なーんだ」というのが正直な感想です。ジオは本当にジミですね。しかし、その地味な存在にストーリーを付けていかに興味を引き付けるか、ガイドの腕次第という事でしょう。(10/9投稿)
ジオガイド養成講座修了式 [2014年10月21日(Tue)]
台風で延期されたジオガイド養成講座修了式です。
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修了証授与 36名の受講生が一堂に集合
半年にわたり、広範囲な内容の講義でした。長く感じましたが、これで終わりではありません。ガイドの認定には試験に合格しなければなりません。私は12月の旭滝サイトの試験を選択しました。しっかりと準備しないとまずいですね。

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小山先生の記念講演
世界ジオパークの認定を目指しています。伊豆半島一丸で取り組まなくては、認定は難しいといいます。地域差があり、貴僧坊地区の人もジオは伊東や下田、松崎の観光振興策でここは関係ないといいます。山葵栽培が、何よりのジオの贈り物なのに残念ですね。その意識の変化に微力ながら努力してみようと思っています。

同じくジオの贈り物で・・・
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白岩土50%で焼いた陶器
城みのり工房の窯出しです。上の容器は今日のではありませんが、素朴な感じでいいですね。窯出しに合わせ、山田さんの師匠が横須賀からみえていました。白岩土100%は無理、信楽や有田の陶土に比べたら質が悪いそうです。それはそうですよね。良質な陶土であれば、焼き物の一大産地になっていたでしょうから。

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今日の窯出しの器
これは信楽の陶土を使ったそうです。ほのかな赤い縞模様、焼いてみなければ分からないといいます。そのあたりが焼き物の面白さなのでしょう。

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橋上のバトル とにかく高い所が好き
H君がパレットを組んで作ってくれました。ファームの動物たちを、私よりよく見てくれています。ありがたし!
皮子平火口に登る [2020年05月17日(Sun)]
クリフエッジプロジェクトの取材を兼ねて皮子平に登ってきました。
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小嵐橋から山葵沢を左右にみて、しばらく走るとゲートがあります。ここから先に行くには許可が必要です。総勢5人が集合して、軽トラ2台に分乗して出発です。

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途中で見かけた鹿、病気でしょうか、怪我でしょうか? うずくまって動けません。鹿が害獣とは人間が勝手につけたもので彼らに罪はありません。自然に生きるのは大変なことなのでしょう。

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新しく開かれた林道、軽トラはここまで。両脇は馬酔木の群落、鹿も食べない毒性植物です。ここから左回りに3時間ほど歩いて戻ってきます。

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幻の池

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マメザクラ保護地
フェンスを回しマメザクラの苗木を植えて保護してますが、なかなか根付かないようです。

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ブナとヒメシャラの群落地は苔に覆われています。

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お世話になったガイドさんによると、皮子平で一番のブナ大木

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なんと炭窯の跡、あちこちに点在しています。周囲は軽石だらけ、赤土の粘土は見当たりません。下から運んだのでしょうか? 良質で高価な炭だったとは思いますが、昔の人の執念には適いませんね。
ところで皮子平の語源って? 漢字にとらわれず音から推察すると、かご平からか? 浸透性の良い軽石は大量の雨水を貯めることができない? かごのように雨水を漏らす? 皆であーじゃこーじゃと話しましたが、本当のところは分かりません。楽しい一日でした。