• もっと見る

2013年01月06日

霧ヶ峰ピンからキリまで その1 火入れ


表紙 04 点火.jpg

写真は会報6、7月号の表紙写真です。
炎の大きさと人の小ささの妙にインスピレーションを受けたワンカットです。
今見ても、炎に大きさには怖さを感じます。
近年の調査報告では、火入れの成果として植物の多様性の兆しがあるようです。
今後も関係各位の協力のもと、安全第一を念頭に草原再生事業を行うと同時に、草原のモニタリングが大切かと思います。

さて、火入れの時に撮影した秘蔵の1カットをご紹介します。



霧ヶ峰火入れの竜巻.JPG

昇竜の写真!。
実は「塵旋風(別名:つむじ風)」です。
つむじ風は、太陽光で熱せられた地上の空気が渦を巻いて上昇する現象です。
(昔、小学校のグランドで稀にありましたね。)
火入れの場合は、草原を燃やした炎で温められた空気が渦を巻くので「火災旋風」の方が正確かもしれません。
撮影当時、「あった竜巻!」という声が上がりひやっとしましたが、竜巻は積乱雲の上昇に伴い発生する渦巻きで規模が大きくもちろん危険です。
霧ヶ峰では、霧、雪、雨はもちろん、彩雲等様々な自然現象を体験していますが、今回もその一つです。自然は時として不思議な現象を体験させてくれます。その現象について後日調べることも、論語の一節ではないですが、亦(また)楽しからずや。


さて、ピンからキリまでその2は、「に」で新田次郎さんです。(不肖)
posted by 不肖 at 13:42 | TrackBack(0) | 活動レポート
トラックバックの受付は終了しました

この記事へのトラックバック