
5月19日、八島ヶ原湿原外周モニタリング調査を再開しました。
おかげさまで調査は今年で5年目に入りました。
8時半の天候は晴れ、気温は16度。今年も調査初日の八島ヶ池は穏やかでした。
シュレーゲルアオガエルの鳴き声を聞きながら調査開始です。

モニタリング調査は「環境省 緑の国勢調査(モニタリングサイト1000)」という腕章をつけて行います。
シーズン初日はいつも、調査区間を確認しつつゆっくり行います。
調査は、「見る人」、「記録する人」、「写真係兼お袋さん」で行います。
今回は不肖理事長が写真係兼お袋さんです。
写真係の役目は会報、ブログ等写真記録です。
お袋さんの役目は今回のブログを最後まで読んでいただけますとわかります。

5月調査はいつも出現種数は少ないですが、今年はこの5年間と比較すると花は少なく、
また、遅いようでした。
その中みつけたのが、黄色の花、毛のある葉つけるキジムシロを見ました。
(今年の春は寒いせいか妙に毛深いか?しばし黙考。)
他には、タチツボスミレ、セイヨウタンポポ。
調査区域外ですがショウジョウバカマの終花を見つけました。

しかし、大地との約束は固く、コバイケイソウは着々と成長をしているようです。
初夏には花がたのしみです。
調査はいつもごみ袋を持って行いますが、今回は植物調査より、こちらの収穫?のほうが大きかったです。
5月調査は、花が少ない分、眼を凝らして歩くのですが、その過程では多くのごみを見つけます。
春先は、いままで草にまぎれたいたごみを見つけるにはうってつけの時期だと思います。
今回は、もう3年前に置き去りされた、空き缶、ペットボトルを持ち帰りました。
ペットボトルは未開封でした(まーそういうこともあるのでしょう。もちろん飲みませんよ)。
調査員が集めたごみは「お袋さん」が持って帰ります。
調査と合わせ、微力ながら、八島ヶ原湿原を訪れるお客様が気持ちよく散策ができる準備をした半日でした。
次回調査は6月16日(土)6:30〜午前中です。
(不肖)