霧ヶ峰での火入れは3年ぶりになります。
霧ヶ峰基金も防火班の一員として参加。
8:30に着火。丘の向こうから煙が昇りました。

草原に火を入れる着火班のみなさんは、指揮本部と無線で連絡を取り、安全を確認しながら、
予定されたエリアに順次、点火をしていきます。
今回の火入れエリアは、グライダー発着場のすそ野周辺の約20ヘクタールです。

炎の周りにいるのが、防火班のみなさん、消防団のみなさんです。
関係者人数、立ち上がる炎の大きさから、展開された規模が推測されると思います。
肉眼では、陽炎(かげろう)が立ち上がっているのも確認できました。
(写真をご覧になったみなさまには、空気感まで伝わってますのでしょうか。デジタル写真はそこが難しいのですが。)

点火から約1時間後、霧ヶ峰基金担当エリアの防火作業が始まりました。
オレンジ色の腕章が霧ヶ峰基金の目印です。
残り火を見つけては、イチイの木の枝で作った火消し棒で、こすったり、軽くたたいたりして消していきます。

火消しをしながら草原を歩いていると、煙の向こうに人影が見えてきました。
火入れをして約1時間半後、関係者で鎮火を確認しています。
その後、人員の確認をして、火入れは終了です。
今回の火入れは、天候、関係者の協力により、無事に行うことができました。
霧ヶ峰は火入れを境に「燃えいずる」春から「萌えいずる」に季節が移ります。
里より少し遅い春の到来です。
不肖