庄内川の堰の魚道は最悪,しかし生き物はたくましい
当ブログではこれまで庄内川にかかる堰の魚道はほとんど機能していないことを報告してきました。また,庄内川の最上流に位置する中部電力玉野発電所の堰の魚道は,流速が早く,距離が長く,かつ入口を探しにくいことから,魚が遡るには無理であると判断しました。前回のブログでそれを報告しています。
本年は大学の博士課程在籍する当会会員の献身的な調査により,庄内川のアユについて多くのことが明らかになりました。庄内川の上流は岐阜県に入ると土岐川と名前が変わります。土岐川漁協の許可を得てアユを7匹捕獲しましたが,耳石検査によりそのうちの2匹が降海履歴があることが判明したのです。つまり,仔魚として海にくだり,再び遡上してきた天然アユであるということになります。そのことは同時に玉野堰の魚道を通過したことを意味しています。この結果から,中部電力が考えていた「アユが玉野まで遡上していないのでは」ということは否定されました。つまり,玉野堰魚道を改善する必要がないという根拠がなくなったのです。
昨年紹介した小田井のウナギ,昨年と今年紹介した藤前干潟のシジミ,そして今回の土岐川まで遡上したアユ,本当に生き物はたくましいですね。
これらの生き物に負けずに,頑張りましょう。
2012年12月05日
2012年11月30日
庄内川の中部電力玉野堰魚道を見学
庄内川の中部電力玉野堰魚道を見学
11月29日,中部電力水力発電所玉野堰の魚道を見学しました。中部電力からは3人の方が対応していただきました。堰の上から見るや否やこれは魚は遡らないと思いました。かなりの激流の上に堰から流下する水の流れからかなり離れており,魚道の入り口を探すことが難しいからです。
この魚道は,以前に岐阜大学の教授から,魚が遡るのは難しいと指摘を受けており,庄内川河川事務所からも改善を指摘されており,それから4,5年が経過しているそうです。問題はアユがそこまで遡上しているかどうかということですが,当会はそのすぐ下流において多くのアユの食み跡を確認し,アユも捕獲していますので,今後はこれらの証拠を積み重ねていくことが必要になるでしょう。そのためにも,庄内川にアユを遡上させることが重要な課題となります。
今回中部電力とは最初の接触ですが,今後対応窓口を紹介してくれること,6項目の質問状の回答を後ほどいただくことを確約してくれましたので,先ずは平和的な対話ができたと思っています。
次年度は小田井の堰でアユが遡上する条件をつくっていくことに全力を尽くすことになりますので,会員の皆さんの協力をお願いします。

2012年11月20日
庄内川の汚染対策
庄内川の汚染対策
昨日の中日新聞に「大同特殊鋼と2人送検」の記事が掲載されていました。それによると,名古屋港に強いアルカリ性の排水を約4カ月で14回流したとされています。送検された2人は「工場の排水処理能力が間に合わなくなったので,海に流した」容疑を認めているそうです。このような例は大同特殊鋼だけでしょうか?
1.庄内川の濁り水
庄内川においても,ときどき濁り水がでることを当会は確認しています。写真は9月16日(日),庄内川大橋(302号道路)から撮影したものですが,当日は名古屋地方では雨は降らず,上流では多少降水があったようです。その後,11月18日にも粘土色の水が庄内川で観察されました。上流へ遡ってみますと,土岐川へ合流する支流から明らかに水の色が違う汚水が流れ込んでいました。(写真)どうやら,陶器の原料となる粘土の採掘鉱山から出ているようですが,粘土色の排水も常態化していることが疑われます。
これらの濁水に関係する機関は岐阜県東濃振興局,多治見土木事務所や経済産業省の中部近畿産業保安監督部,国土交通省庄内川河川事務所などがありますので,それぞれの地方の方は通報をお願いします。もし庄内川にひどい濁りが出ているのを見たときには庄内川河川事務所に連絡をしてください。
連絡先は052−914−6924(地域連携課),052−914−6711(代表)
2.油の流出汚染への取り組み
平成24年度水質事故対策実技講習会が11月13日国土交通省 安城出張所で行われ,当会は会長と会員1名が参加しました。講習会の内容はオイルフェンスの展張およびオイルマットの設置について(講習および実技),油処理・中和剤について,流出油の種類と性質について等々でした。庄内川の上流で捕獲されたアユや藤前干潟で採取されたシジミの身が油臭かったりするのも,庄内川の油による汚染もあるのかもしれません。
昨日の中日新聞に「大同特殊鋼と2人送検」の記事が掲載されていました。それによると,名古屋港に強いアルカリ性の排水を約4カ月で14回流したとされています。送検された2人は「工場の排水処理能力が間に合わなくなったので,海に流した」容疑を認めているそうです。このような例は大同特殊鋼だけでしょうか?
1.庄内川の濁り水
庄内川においても,ときどき濁り水がでることを当会は確認しています。写真は9月16日(日),庄内川大橋(302号道路)から撮影したものですが,当日は名古屋地方では雨は降らず,上流では多少降水があったようです。その後,11月18日にも粘土色の水が庄内川で観察されました。上流へ遡ってみますと,土岐川へ合流する支流から明らかに水の色が違う汚水が流れ込んでいました。(写真)どうやら,陶器の原料となる粘土の採掘鉱山から出ているようですが,粘土色の排水も常態化していることが疑われます。
これらの濁水に関係する機関は岐阜県東濃振興局,多治見土木事務所や経済産業省の中部近畿産業保安監督部,国土交通省庄内川河川事務所などがありますので,それぞれの地方の方は通報をお願いします。もし庄内川にひどい濁りが出ているのを見たときには庄内川河川事務所に連絡をしてください。
連絡先は052−914−6924(地域連携課),052−914−6711(代表)
2.油の流出汚染への取り組み
平成24年度水質事故対策実技講習会が11月13日国土交通省 安城出張所で行われ,当会は会長と会員1名が参加しました。講習会の内容はオイルフェンスの展張およびオイルマットの設置について(講習および実技),油処理・中和剤について,流出油の種類と性質について等々でした。庄内川の上流で捕獲されたアユや藤前干潟で採取されたシジミの身が油臭かったりするのも,庄内川の油による汚染もあるのかもしれません。
2012年11月12日
庄内川まつりー第38回魚釣り大会
庄内川まつりー第38回魚釣り大会
11月4日,第38回魚釣り大会が好天の中実施されました。
場所:水分橋左岸一帯
時間:午前7時〜午後1時
参加者:180人
魚釣り大会は午前7時受付ですが,7時前から釣り人が受付を待っていました。今年のテーマは「アユが遡上できる魚道をつくろう」でしたが,当会の今年のアユ遡上調査により,庄内川にあるすべての堰の魚道は十分な機能を果たしていないことが明らかになりました。3年前の調査で,2日間で800匹のアユが遡上したのは奇跡的に魚道の水量や水温,アユの遡上数が適合したことによるもので,条件が悪ければ今年のように1か月もアユが遡上しないことが分かりました。これからはより強く魚道の改善を要望していきます。
今年のイベントの特徴は「子供外来魚講座」をアマゴつかみどりの前に実施たことで,単にアマゴを捕まえるのではなく,当会の活動の理解を深めてもらうためにも必要な活動でした。子供たちもどのくらい理解してもらえたかわかりませんが,静かに聞いてもらったのは確かです。
流石にアマゴのつかみ取りは人気が高く,ネイチャー度の高い子供はつかみ取りがうまく,慣れていない子供は1匹も捕まえることができないという大きな差がありました。自然に親しむ,川に親しむ機会をもっと増やしてもらえたらいいなというのが主催者の気持ちです。昨年まではつかみ取りの制限をしませんでしたが,今年はすべての子供たちにアマゴがいきわたるように工夫をし,焼きアマゴの試食券を配ることにより,混乱を避けるようにしました。次年度は子供の親にも焼きアマゴがいきわたるような改善していきたいと考えています。
表彰式では常連の顔ぶれが目立ちましたが,魚釣りについてもそろそろ改善を考える時期でしょう。
矢田川・川の健康診断実施
矢田川・川の健康診断実施
日時:10月28日(日) 午前9時30分〜午後2時
場所:大森橋下流から香流川の合流点まで
参加者:会員13名,経政会 27名(子供4名含む),愛知県水地盤課 1名,会員外3名
資料に基づき説明。資料は5枚,以下の趣旨説明およびスケジュール,本日の見どころ(堰の観察),チラシ第6回矢田川に親しもう‐身近な水辺再生と川の健康診断,地図,水質を調べよう,アンケート。
当日のスケジュール
(9:30 会員集合,受け付け開始)
10:00 挨拶,愛知県,主催者,事業の説明
10:20 ウオーキングしながら清掃活動,堰の観察
12:00 ガサガサおよび水質検査
12:30 交流会(昼食,水質検査報告,意見交換会,アンケート記入)
13:30 解散(後片付け等の終了は2時)
4.ウオーキングしながらの清掃活動
当日は朝から雨模様,小雨が時折降る中を清掃活動をしながら,堰の観察を行いました。集合地点の大森橋下では当日マラソン大会が実施されていたためにそのスタッフが河川敷に降りるための車の整理を実施していました。大森橋下流から香流橋までは約2.5キロ区間ですがゴミの捨てられている場所は集中する傾向があり,ゴミのあるところにゴミを捨てるという心理が働いているようでした。川岸に生えている木々にはかなりのビニールが巻きついていましたが,これはほとんど取ることができませんでした。当日は小雨が時折降るために,少し速足であるいてもらいましたが,集められたゴミは15袋にも達しました。途中に真新し紙コップが落ちていましたが,当日のマラソン大会参加者により棄てられたものでしょう。マラソン大会では後ほど集める予定があったかもしれません。
途中では堰の観察が行われましたが,ウオーキングの区間では堰は6か所あり,最下流の香流川合流点手前の堰を除いて同じような形態で設置されていました。段差が1m以上ありますので,回遊魚は上ることができません。大森橋上流の東名高速道路下の堰が回遊魚の移動を配慮して設置されていますが,そこまでの7カ所で段差のある堰のために意味がありません。愛知県とはこれらの堰について魚道を設置することで話し合いがなされていますので,期待して待ちましょう。遡上調査をしている専門家は川が単調であり,水量も少なく,水温がすぐに上がる状態は生きものには厳しく,また逃げ場のない作りは多自然川づくりからはほど遠いという指摘がありました。
5.ガサガサ
当日は子供が少ないこともあり,また寒かったためにガサガサは低調でした。今回ガサガサで確認できた生物は、スッポン稚亀1の他、コイ稚魚1、トウヨシノボリ1、オイカワ稚魚2、テナガエビ、スジエビ、ミナミヌマエビといったところで、いつもに比べてとても少ない状況でした。水が少なく、ガサガサの場所にボサ(魚が隠れることが出来る木や草の茂み)が無かったことが要因でしょう。
6.水質検査
水質検査は大森橋上流の天神川,香流川,および香流川合流点前の矢田川の水についてCOD(化学的酸素要求量),pHおよび透視度を実施しました。矢田・庄内川をきれいにする会は2年前に矢田川環境マップを作製し,水質検査結果を報告しています。その際には天神川の合流点上流からふれあい橋までの10地点で測定した結果,天神川が最も汚れていましたが,今回はあまり差が見られませんでした。2年前には機器を使っての測定で,差が見られたのはBOD(生化学的酸素要求量)でした。矢田川は名古屋市に入って生活排水がほとんど流入しませんのでBODは自浄作用により低下するのですが,CODは余り変化がないのです。微生物が分解できない化学物質には差がないと言えるでしょう。
7.昼食
昼食はカレーライスとうどんでした。冷え切った体には最適の食事です。小雨もありましたので,テントは大小3張りを準備しました。食材は十分に準備されていましたので,参加者はうどんもカレーも十分に満喫出来たと思います。
8.アンケート調査
アンケートは愛知県の水の調査の進め方(水循環再生市場調査マニュアル)の一部を使用した。また,あいち森と緑づくり環境活動・学習推進事業アンケートに基づいてアンケートを行いました。回収は20枚でした。
2012年10月22日
第1回庄内川川会議ー成功裏に終わる
第1回庄内川川会議ー成功裏に終わる
前号でお知らせしましたように,10月21日(日),清須市水とぴぁ(水防センター)において庄内川川会議が開催されました。当日午前中はリバーピアのお祭りで恒例の朝市に加えて多くのイベントが盛りだくさんに行われ,たくさんの家族連れでにぎわいました。当会も投網やガサガサ指導の役割を担いました。
午後2時には準備をした60の座席が埋まり(写真),2時きっかりに川会議宣言がなされ,来賓の清須市市長 加藤静治氏,庄内川河川事務所長 宮本健也氏にご挨拶をいただきました。続いて矢作川漁業協同組合 前組合長・顧問の新見幾男氏により,基調講演がなされました。演題は「矢作川と庄内川はどこが違うか」でしたが,庄内川での私たちの活動にとって大変参考になる内容でした。レジュメのカッコ書きに[矢作川は「・良く利用され,なお美しい矢作川」をめざしてきた。
・農業用水団体および水力発電会社とともにあった。・矢作川「経済3団体」による現場決着主義路線を歩んできた。]とありますが,水利用という観点からは本来なら敵対関係にある,漁業者,農業団体,水力発電会社と厳しい駆け引きを繰り広げ,共存・共栄の道を模索し,水利用の難題を解決に導いていった過程は,大変説得力のある話でした。また,新たなダム建設を阻止し,矢作川河口堰建設反対運動を展開し建設中止に追い込み,中部電力との「河川維持流量」の改定にあたって自主決着をはかったことなど,40分という時間制限の超過を忘れさせる熱い語りは,分かりやすく,感動的でした。じっくりと時間をとってもう一度聞かせていただきたいというのが率直な感想です。私どもの活動の甘さを認識させられました。(写真は新見氏)
その後の一般講演の5題はそれぞれ時間超過する熱のこもった内容であり,3分回スピーチも6団体によりなされました。私は講演の最後に「愛知万博やCOP10を誘致し,開催した愛知県・名古屋市は環境イベント先進都市であるが,庄内川を全国一級河川水質ワースト10として数10年放置し,法律違反の堰を野放しにしている環境政策後進都市でもある。」と皮肉をいわせていただきました。
最後に庄内川川宣言が提案され,満場一致で承認されました。会の終了後はトン汁をすすりながらの交流が行われました。今回の川会議は国土交通省,愛知県,名古屋市,清須市などの職員の参加もあり,第1回の開催が成功裏に終わることができましたことを参加された方々,協力していただいた方々に厚くお礼申しあげます。
なお,庄内川川宣言文は以下の通りです。
庄内川川会議宣言
庄内川水系2020年の目標
目標1:庄内川の魚や貝がおいしく食べられる水質とする。
目標2:アユ、ウナギ、サツキマスなどが海と川を自由に行き来できる。
目標3:水系のすべてで子供たちが安心して遊び,泳ぐことができる。
目標4:水系の水辺や川の中のゴミを今よりも明らかに少なくする。
目標5:水とぴぁの朝市を拡大し,道の駅として支援する。
目標6:伊勢湾・三河湾の再生ネットワーク活動と連帯する。
平成24年10月21日 第1回庄内川水系川会議
2012年09月30日
庄内川水系川会議
庄内川水系川会議
10月21日(日)第1回庄内川水系川会議が清州市水防センター(水とぴぁ)で開催されます。なお,午前中はリバーピアとして朝市が開かれ,農産物が安く出販売されています。
庄内川水系の庄内川・矢田川・新川は,残念ながら住民に親しまれる川としての存在感は薄いのではないでしょうか。それぞれ水質があまり良い状態ではなく,河川敷(河原)から水辺へ近づきにくい環境にあり,また釣った魚も食べることできません。そこで,「庄内川の再生」を目的として,以下のような内容で,「庄内川水系川会議」を開催致しますので,奮ってご参加をお願いいたします。川会議は毎年継続して開催する予定です。
1.目的
庄内川水系の再生を目標とし,水源の森から河口域(藤前干潟)までの流域の環境保全,住民に親しまれる水辺環境創生,流域圏の経済活動の支援,河川行政への提言を行う。
2.第1回開催日
リバーピアの開催日(10月21日)とし,リバーピア終了後に実施する。
3.参加を呼び掛ける団体
愛知県,名古屋市,清須市,庄内川河川事務所,NPO土岐川・庄内川サポートセンター参加団体および個人,土岐川・庄内川流域ネットワーク参加団体および個人,庄内川水系の活動団体
4.参加費 500円
5.第1回川会議のスケジュール
日時:10月21日(日)午後2時〜
場所:水とぴぁ(水防センター)会議室
1.川会議開催宣言 午後2時
2.来賓あいさつ
清須市長 加藤 静治氏
庄内川河川事務所長 宮本 健也氏
3.基調講演(40分) 2時15分
矢作川漁業協同組合前組合長 新見 幾男氏
「庄内川と矢作川はどこが違うか?」
−農業・発電団体と一緒に−
3.一般講演(1演題,15分) 3時〜
○愛知の川から庄内川を見ると 本守眞人氏
○水源の森の健康診断から 上野 薫氏
○庄内川水系にアユ遡上100万匹大作戦 原 彰氏
○藤前干潟クリーン作戦 鈴木康平氏
○朝市から 寺本忠司氏
4.活動アピール(1団体 3分) 4時30分〜
5.庄内川水系川会議宣言 5時20分
6.交流会 5時30分
この会議は土岐川・庄内川流域ネットワークの呼びかけで開催されます。なお,呼びかけにご賛同または参加いただける場合には以下の参加アンケートに必要事項をお書きの上,メールアドレスにご送付ください。
庄内川川会議への参加アンケート
団体名(
責任者名(
連絡先住所
TEL: ,e-mail: )
主な活動場所( )
会員数( 名)
庄内川川会議について
1.趣旨に (賛同する, 賛同しない)
2.10月21日川会議に 参加する (参加しない, 分からない)
参加する場合参加者の人数(概数) 名
3.川会議に参加して3分間アピール (スピーチを行う, スピーチを行わない)
4.本概要を当日参加者に (公表してもよい, 公表しない)
恐れ入りますが,ご回答は10月20日までに以下のe-mailまでお願い申し上げます。
e-mail:cs6ibbvr@na.commufa.jp
10月21日(日)第1回庄内川水系川会議が清州市水防センター(水とぴぁ)で開催されます。なお,午前中はリバーピアとして朝市が開かれ,農産物が安く出販売されています。
庄内川水系の庄内川・矢田川・新川は,残念ながら住民に親しまれる川としての存在感は薄いのではないでしょうか。それぞれ水質があまり良い状態ではなく,河川敷(河原)から水辺へ近づきにくい環境にあり,また釣った魚も食べることできません。そこで,「庄内川の再生」を目的として,以下のような内容で,「庄内川水系川会議」を開催致しますので,奮ってご参加をお願いいたします。川会議は毎年継続して開催する予定です。
1.目的
庄内川水系の再生を目標とし,水源の森から河口域(藤前干潟)までの流域の環境保全,住民に親しまれる水辺環境創生,流域圏の経済活動の支援,河川行政への提言を行う。
2.第1回開催日
リバーピアの開催日(10月21日)とし,リバーピア終了後に実施する。
3.参加を呼び掛ける団体
愛知県,名古屋市,清須市,庄内川河川事務所,NPO土岐川・庄内川サポートセンター参加団体および個人,土岐川・庄内川流域ネットワーク参加団体および個人,庄内川水系の活動団体
4.参加費 500円
5.第1回川会議のスケジュール
日時:10月21日(日)午後2時〜
場所:水とぴぁ(水防センター)会議室
1.川会議開催宣言 午後2時
2.来賓あいさつ
清須市長 加藤 静治氏
庄内川河川事務所長 宮本 健也氏
3.基調講演(40分) 2時15分
矢作川漁業協同組合前組合長 新見 幾男氏
「庄内川と矢作川はどこが違うか?」
−農業・発電団体と一緒に−
3.一般講演(1演題,15分) 3時〜
○愛知の川から庄内川を見ると 本守眞人氏
○水源の森の健康診断から 上野 薫氏
○庄内川水系にアユ遡上100万匹大作戦 原 彰氏
○藤前干潟クリーン作戦 鈴木康平氏
○朝市から 寺本忠司氏
4.活動アピール(1団体 3分) 4時30分〜
5.庄内川水系川会議宣言 5時20分
6.交流会 5時30分
この会議は土岐川・庄内川流域ネットワークの呼びかけで開催されます。なお,呼びかけにご賛同または参加いただける場合には以下の参加アンケートに必要事項をお書きの上,メールアドレスにご送付ください。
庄内川川会議への参加アンケート
団体名(
責任者名(
連絡先住所
TEL: ,e-mail: )
主な活動場所( )
会員数( 名)
庄内川川会議について
1.趣旨に (賛同する, 賛同しない)
2.10月21日川会議に 参加する (参加しない, 分からない)
参加する場合参加者の人数(概数) 名
3.川会議に参加して3分間アピール (スピーチを行う, スピーチを行わない)
4.本概要を当日参加者に (公表してもよい, 公表しない)
恐れ入りますが,ご回答は10月20日までに以下のe-mailまでお願い申し上げます。
e-mail:cs6ibbvr@na.commufa.jp
2012年09月16日
アユ友釣り大会実施ー0.1%の奇跡
アユ友釣り大会実施−0.1%の奇跡9月15日に56年ぶりのアユ釣り大会を実施しました。昨年は55年ぶりとして会員だけでの参加でしたが,今年は広報活動を実施してのアユ釣り大会でした。最終的に参加者は大人17名,子ども3名の20名でした。その他として,放送局の名のスタッフが3名でした。予定通り,8時からスタート。実施方法,注意事項などを伝達後,釣り手は大会会場の河原で小手調べの釣りをした後,腕に自信のある6名が上流の玉野,高貝などへ走り,子どもを含むその他の参加者は三三五五,投網をしたり,タモで遊んだり,ダべリングで座り込んだりして時間をつぶしました。昼食は会長夫人が大量の天ぷら(サツマイモ,かぼちゃ,ピーマン,ナスなど),ちらしずし,いなりずしと参加者の倍量を準備してくれました。
12時30分に上流へ走った腕自慢が落胆した顔で帰ってきましたが,結局,友釣りでは釣ることが出来なかったそうです。しかし,奇跡が起こりました。今年,会員が頑張って2000尾弱を水質の良い上流へくみ上げ放流しました。放流時に油ビレを切っておいたのですが,なんとそれが投網によって2匹も捕獲されたのです。これが0.1%の奇跡ですが,放流したアユが上流で育っていることを同時に証明したのです。結局,表彰は頑張ったで賞ということで,下呂市からの参加者が優勝,次いで釣り具店の店長さんが準優勝,初めて投網をし,見事に汲み上げ放流アユを捕獲した会員が特別賞ということになりました。前日に捕獲したオトリアユ(大きいものは24センチ)は焼き魚として食べましたが,「食べられる」「少し臭みがある」と評価が分かれましたが,私は美味しく食べることができました。はらわたのところに少し違和感を感じましたが,まずくはありませんでした。友釣りは不発に終わりましたが,庄内川でもアユ釣りができたことで,参加者は大いに満足してくれたと思っております。
その後,機能していない山西用水堰に寄り,さらに小田井床止まで走り,「川の汚れは心の汚れ」看板設置,朝7時に仕掛けた定置網の引き上げの様子まで取材を受けました。
この活動の様子は18日(火)午後6時10分,NHKのほっとイブニングで放映されるそうです。
乞う,御期待。