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2011年09月20日

55年ぶりのアユ釣り大会不発

55年ぶりのアユ釣り大会不発
 前号で予告したように,昭和30年ころまでアユ釣り大会が行われていた場所でアユ釣りを実施しました.場所は吉根橋下流です.志段味図書館から吉根橋に向かって走り,カーマを通って橋の手前で左折,堤防道路を走ると数面の野球のグランド(いずれも使用中でした)があります.グランド横を通って河原にでました.河原は広い面積が一面石で覆われており,内津川が合流する対岸を角として,川は大きく90度曲がっています.急流もあって,55年前にアユ釣り大会が行われていたことが納得できる場所でした.
 前日に神明上条用水堰下流,高貝用水堰下流で,友釣りのためのアユを捕獲することにしました.約2時間,投網を投げ続けた結果,やっと3匹のアユをゲットしました.サイズは25センチ,20センチ,15センチとかなり生育が異なるアユが獲れました.これらのアユは庄内川で育ったのか,土岐川の放流アユが流れ下ったものか分かりませんが,私たちは庄内川で育ったアユだと思い込むことにしました.(写真は20センチと15センチのアユ)
 
      

 さて,当日小幡緑地に集まったのは会員5名,香流川をきれいにする会員の方1名,合わせて6名でした.現地について友釣りは2名が行い,1名は専ら川の中に潜って,水中の観察に従事しました.1名は内津川に行き,アユ以外の魚種を釣ることに専念.香流川をきれいにする会の会員と私は専ら,ボランティアの会を運営するにはどうしたら良いかの意見交換を行いました.そこにどこかで見かけた人物がいるがと思いましたら,私の教え子でした.教え子は開口一番,こんなところでアユ釣りなんて無謀ですよと言われてしまいました.私のブログを見てきたという有難いお言葉で,なぜそこに現れたかが分かりました. 

 潜りを担当してくれた会員がアユの食み跡だと言って,大きな石をもってきてくれました.
写真の指さしている色の黒い部分が食み跡です.この大きな食み跡から,私たちは少なくとも当たり位はあるだろうと辛抱強く,竿を振りました.9月とは言え,炎天下のなかでの活動でしたが,2時間経過しても友釣りでは囮アユが弱るばかりで,断念せざるを得ませんでした.55年ぶりのアユ釣りは残念ながら不発に終わりました.現場の上流では大きく育ったアユが投網で捕獲されたこと,石についた苔にアユの大きな食み跡があることからアユはそこにいることだけは間違いありませんが,数が少ないのでしょう.この経験は私たちの活動に新たな証を残したことだけは断言できるでしょう.囮アユは川遊びにきた3人の女の子に頼んで川に帰してもらいました.
 
 昼食は神明上条用水堰でコンビニ弁当をいただきました.それから魚道の整備,魚道を遡上する魚の水中カメラによる観察,さし網の一種を使用した魚の捕獲など,「疲れを知らない子供のように」という歌のごとく,30代の4人の会員は忙しく,活動し続けました.本当にこの会員たちは川(魚)が好きなんだなということを思い知らされました.軽くお茶をして帰宅したのは5時30分を過ぎていました.
 当日の私の写真を教え子が撮ってくれました.もちろん,右側が私です.
posted by 矢田・庄内川をきれいにする会 at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 2011年分
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