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2011年07月21日

藤前干潟二枚貝調査を実施

藤前干潟二枚貝調査を実施
 今回の活動は5月14,藤前干潟クリーン大作戦の終了後に実施する予定でしたが,前々日の雨によって河川の増水が予想され中止にしましたので,改めて今回実施する運びとなりました.台風が近づいており,時折小雨の混じる天気で前日までの日照りと35度を超える気温にならなかったのは幸いでした.
(1)10時集合―野跡,稲永公園駐車場
 スポーツセンター横の稲永公園駐車場を集合場所としていたが,駐車場がいくつかあったために,時間内に集合ができませんぢした.付属高校生が稲永スポーツセンターに集合していることが分かったので,そこに合流し,他の駐車場にいる会員に連絡を取り,迎えに来てもらいました.その後,ラムサール条約湿地藤前干潟稲永ビジターセンターに移動しました.
(2)参加者
会員,10名,名城大学付属高校,先生1名,生徒8名,愛知県職員[環境部・水地盤環境課]2名,河川事務所派遣カメラマン1名,一般参加家族(大人1名,子供3名)の合計26名でした.

(3)挨拶・事業の説明
 主催者の開始宣言の後,愛知県環境部水地盤環境課職員の方に,あいち森と緑づくり環境活動・学習推進事業の概要についてご説明いただいた.続いて広報部長が事業の概要を資料(6ページ)をもとに説明しました.当日は大潮であり,干潮時刻が午後1時47分だったので,先に食事をすることとし,食事の準備中にビジターセンターの見学を行いました.
 干潟がまだあまり表れていなかったので鳥の姿は少なかったのですが,突然カワウの大群が現れ,一部は水に浮かび餌をついばんでおり,そのダイナミックな動きに思わず見とれてしまいました.庄内川に生息するアユは川の汚染,堰の存在に加え,カワウの襲来という第3の生息阻害が存在するという現実を思い知らされました.彼らは正しく空飛ぶ黒いギャングです.食事はビジターセンターのウッドデッキを使用させてもらいました.

(4)二枚貝調査

  12時を過ぎたところでかなり潮が引いて干潟が現れたので,調査予定場所へ移動しました.(コンクリート護岸が一部川に張り出している場所を拠点としました.)二枚貝調査の方法は当会会員が付属高校の生徒に説明し,磯タビ,長靴,ズックに履き替えて干潟へ移動しました.当日の狙いはヤマトシジミでしたがその他の貝類も合わせて調査しました.干潟へ渡るには僅か5,6mの流れに入らなければなりませんでしたが,サンダルではヘドロ状のぬかるみに足を取られ,流れを渡ることができませんでした.
 約2時間の作業で三々五々拠点に戻ってきましたが,大粒で大量のシジミを採取することができました.(写真参照)ほとんどがシジミでソトオリガイ(長い水管が殻に収まらない.干潟のやや泥っぽい砂泥質部に生息する二枚貝)が少し混じる程度でした.その他の貝は全くと言ってよいほど採れませんでした.

 大きいと思われるシジミを測定したところ,横3.3p,縦2.6p,高さ1.9pありました.なお,インターネットで調べた中には「3大しじみ漁地の一つ茨城県の涸沼で採れた新鮮な大和しじみを直送いたします。キングサイズは市場にも滅多に出回らない幻の大和しじみです。採れる数には限りがありますので、平日限定販売にさせて頂きます。30mm以上もの超特大サイズの大和しじみですので、身の美味しさを十分に堪能できます。」という販売例がありました.このことから,藤前干潟は市場にもめったに出回らない,30mm以上もの超特大サイズの大和しじみが生存していることになります.なお,ジョレンを使用した会員は30分で2キロ弱の収穫がありました.また,付属高校の生徒は1区画(50p×50p)でシジミ123g,ソトオリガイ(2コ)3gを記録しています.(調査地点の1uでは4倍の492グラムのシジミが生息していることになります.)

(5)食味試験
  食味試験は以下の5段階評価で実施しました.
5段階評価の内容(不快臭)
 1.とても食べられない
 2.口に入れた瞬間はっきり分かるが食えないほどではない
 3.じっくり味あうと分かるが気にならない
 4.僅かに感じる
 5.無し
 
時間の関係で砂出しを約30分実施したシジミを鍋で煮立てた後,汁とシジミの身について参加者に食味をしてもらいました.私の感じではシジミ汁は塩味が少し濃いものの,泥臭さを感じませんでした.また,シジミの身は1個だけを噛んでみたときにはそれほど感じないものの,数個を口に入れて噛むとやや脂臭さを感じました.そのまま飲み込むには多少抵抗がありました.食味試験の結果を平均すると,シジミの身は2.16,シジミ汁は3.45でした. この結果から,私の出した結論は[シジミ汁は身を食べるのではなく,スープを味あうので,庄内川(藤前干潟)のシジミ汁は食用可の範囲にある]ということですが,皆さん如何でしょうか.持ち帰ったシジミを一晩砂抜きをしてみそ汁に入れて食べましたが,違和感がなく,シジミの身も普通に食べられたことを報告します.
 

 まだまだ,水質が良いとは言えない庄内川ですが,6月19日調査の小田井床止め下流でのウナギと同様,生き物は逞しいことを改めて実感しました.
posted by 矢田・庄内川をきれいにする会 at 14:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 2011年分
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