カザグルマの再生
名古屋市守山区の才戸流は希少な生き物が残っている場所として知られています。しかし,カザグルマやゲンジボタルはどうやら消失したようです。カザグルマは盗掘でなくなったようですが,会長が鉢植えで保存していたので,その茎を16本採取し,バーミキュライトに挿し芽をしました。しかし,時期が7月に入っていたためか,3本だけ根付いたにすぎませんでした。それを花壇に植えましたが,昨年芽がでてきたのは1本だけ,しかも成長が止まり,枯れてしまいましたので,駄目かと思っていたら,3月に花芽をつけて,芽吹いてきました。本日,4月29日,雨の中を花が咲きました。
写真の通りですが,茎は3本しか出ていません。会長の話では花が終わると成長するというのですが,今年さらに挿し芽ができるかどうか,このような手間がかかる花を盗っていくとは,許せない話ですね。いつか,才戸流に戻すことができればと思いますが,そのような活動とあの世へ行くのとどちらが早いか競争になりそうですね。