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非営利法人の想いをカタチにするお役立ち情報
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FRJ2017 ファンドレイジング・日本に行ってきました。その4[2017年03月27日(Mon)]
 おはようございます。3月も最終週を迎えることになりました。新年度に向けて人や物事がいろいろな形で動きますね。当方は特段変わりなく、昨日は甲子園に行って、久しぶりに高校野球の応援をしてきました。阪神甲子園駅も随分広くなってリニューアルされていましたよ。

 さて、前回から少し間が空きましたが、NPO法人のビジョン・ミッションをあらためて見つめ直し言語化する事を受けて、本日はNPO法人の企業に対するアプローチの仕方や体制、それをサポートする専門家や中間支援団体との関係を述べたいと思います。

B戦略的な企業へのアプローチ方法と実施体制及び専門家や中間支援団体の役割

 企業のCSV情報を収集して自団体と親和性のある企業をリサーチした、NPO法人のビジョン・ミッションをあらためて見つめ直し言語化した、さあ、次のアクションは、実際に企業へのアプローチと言う段階に入ります。

 企業がCSVを行っている、あるいはそれを志向していると言っても様々です。ある程度リサーチできていたとしても、それは外部から見えてくる一面に過ぎません。実際にどのような取り組みをしているかは、膝突き合わして話をしないと本当のところはわかりません。

 したがって、CSVを行っている企業に訪問したり、交流会等で情報交換をして、お互いの立ち位置などを知る必要があります。まあ、一種のお見合いと同じですよね。相手の考えていること、自分たちが考えていることを擦り合わせて、一緒にパートナーとしてやっていけるかどうかを確認する作業が重要になります。

 その際、大手企業と中小企業とではアプローチ方法が異なります。CSVを行っている大手企業は概ねCSR部門がありますので、まずはそこへの訪問となります。NPO法人の方ですでに人脈があればそれを使って訪問しますが、なければ取材と言うことで初対面になります。

 逆にCSVを行っている中小企業は、そういった部門はまずないので、総務部門などCSVを行っている組織かあるいは、直接経営トップに訪問することの方が効果的なこともあります。いずれにせよ、短期ではなく、中長期的な視点で当該企業とお付き合いをすることが必要です。

 CSVを行っている企業の方にもともと問題意識があるとしても、当然ながら法人として組織としての活動になります。じっくり相手を見て、継続的にお付き合いできる相手であるかを見定めようとします。よって、何度も訪問を繰り返し、少しずつ信頼関係を構築するプロセスがとても大事になってきます。

 こうした取り組みは、時間がかかるしすぐには効果が出ないと思います。しかしながら、これが王道です。NPO法人にとっても、立場を変えれば容易に想像が付くと思います。知らない団体が自分たちに何かの意図をもって接近したときは、無意識のうちに身構えますよね。

 企業も同じです。その壁を突破した時点で、次の展望が見えてくるわけですから、ターゲットを絞った企業に粘り強く接点を持ち続けることがどこまできるかが鍵となります。少し長くなってきました。明日に続きます。
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