資金繰りと資金管理の具体的方法2[2016年06月15日(Wed)]
2016年6月15日(水)
おはようございます。すでに梅雨入りしていますが、まだ、本格的な雨というのは降っていないようです。今朝も、曇り加減ではありますが、そこそこの天気です。一方、関東などはダムの貯水量が例年より大きく減っており、このままいくと水不足になるニュースも流れていました。
天候は本当に日常の生活を左右することが多いので、事前の備えを抜かりなくしたいものですね。今日も元気で張り切って行きましょう。
(要旨)
1.資金管理の基本は資金の収支と残高管理である
2.資金管理の要諦は向こう3か月の資金繰りを読むことに尽きる
3.毎月の収支の動きから資金管理の精度を上げていく
さて、本日のテーマは「資金繰りと資金管理の具体的方法2」です。前回、資金管理のポイントは、向こう3か月の資金繰りを読むことであり、資金計画と実績の比較は実は奥が深いものであることをお伝えしました。今回から、資金繰りと資金管理の具体的方法をお伝えしたいと思います。
1.資金管理の基本は資金の収支と残高管理である
資金管理の基本とは、言うまでもなく資金の収支と残高管理です。すなわち、現金がいくら入っていくら出て、その時点の現金の残高がいくらあるかを把握することです。
それを表現するものとして、資金収支管理表、キャッシュ・フロー計算書と呼び名は違っても、現金の動きを示す一覧表があります。
ところで、現在の財務諸表はいわゆる損益重視の発生ベースで作成されています。つまり、現金の動きではなく、資産負債などの増減した時点で認識するものです。たとえば、資産では売掛金や未収金は財・サービスを提供しているので、まだ、現金は入っていませんが収益に計上します。
逆に、負債では売掛金や未収金の反対が買掛金や未払金があります。財・サービスの提供を受けているので、まだ、現金は出ていませんが費用に計上します。このように、収益と費用は現金の動きと異なることがわかります。
2.収益と費用を現金の動きに引き直すと収支になる
このように、収益と費用は現金の動きと異なるので、これを現金の動きに引き直す必要があります。それでないと資金管理に使えないからです。たとえば、売掛金の回収条件はどうなっていますでしょうか。
月末締めの翌々月払いの条件だと、6月に収益を計上しても、実際に現金が入るのは8月末です。そうすると向こう2か月を過ぎないと実際に現金が入って来ないため、これだけ売上があるのに手元の現金が少ないという錯覚が生じることがあります。
買掛金や未払金は売掛金の逆パターンです。つまり、損益重視の収益と費用を現金の動きに引き直すと収支になるということを知っておく必要があります。その基本構造をわかっておれば、現金の動きである収支と残高を把握することができます。
3.毎月の収支の動きから資金管理の精度を上げていく
さて、こうした収支の基本構造がわかれば、後はこれを毎月実施することにより、大枠の収支の状況を把握することができます。翌月及び翌々月の収支を計画ベースで算定し、それを実績と比較するのです。
そうすると、翌月及び翌々月はこれくらいの現金収支があるはずだと予測しますので、その予測がほぼ計画と合致しておれば、予測通りとなりますし、計画と合致しなければ、その要因を探ることになります。
たとえば、売掛金を回収するはずだったのに、相手先の支払いが少し遅れたために収入のずれが生じるなんてことはよくあります。また、当初予定していた売上がこちらの不手際で出荷が遅れたということもあります。
実際のところ、そう思うように行かないのが現実です。ですが、それを反復継続していくことで、毎月の収支管理もできます。また、どんどん計画と実績の差が縮まり、収支尻の精度が上がります。では、この基本を踏まえて資金繰りをどう行えばよいのでしょうか。次週に続きます。
おはようございます。すでに梅雨入りしていますが、まだ、本格的な雨というのは降っていないようです。今朝も、曇り加減ではありますが、そこそこの天気です。一方、関東などはダムの貯水量が例年より大きく減っており、このままいくと水不足になるニュースも流れていました。
天候は本当に日常の生活を左右することが多いので、事前の備えを抜かりなくしたいものですね。今日も元気で張り切って行きましょう。
(要旨)
1.資金管理の基本は資金の収支と残高管理である
2.資金管理の要諦は向こう3か月の資金繰りを読むことに尽きる
3.毎月の収支の動きから資金管理の精度を上げていく
さて、本日のテーマは「資金繰りと資金管理の具体的方法2」です。前回、資金管理のポイントは、向こう3か月の資金繰りを読むことであり、資金計画と実績の比較は実は奥が深いものであることをお伝えしました。今回から、資金繰りと資金管理の具体的方法をお伝えしたいと思います。
1.資金管理の基本は資金の収支と残高管理である
資金管理の基本とは、言うまでもなく資金の収支と残高管理です。すなわち、現金がいくら入っていくら出て、その時点の現金の残高がいくらあるかを把握することです。
それを表現するものとして、資金収支管理表、キャッシュ・フロー計算書と呼び名は違っても、現金の動きを示す一覧表があります。
ところで、現在の財務諸表はいわゆる損益重視の発生ベースで作成されています。つまり、現金の動きではなく、資産負債などの増減した時点で認識するものです。たとえば、資産では売掛金や未収金は財・サービスを提供しているので、まだ、現金は入っていませんが収益に計上します。
逆に、負債では売掛金や未収金の反対が買掛金や未払金があります。財・サービスの提供を受けているので、まだ、現金は出ていませんが費用に計上します。このように、収益と費用は現金の動きと異なることがわかります。
2.収益と費用を現金の動きに引き直すと収支になる
このように、収益と費用は現金の動きと異なるので、これを現金の動きに引き直す必要があります。それでないと資金管理に使えないからです。たとえば、売掛金の回収条件はどうなっていますでしょうか。
月末締めの翌々月払いの条件だと、6月に収益を計上しても、実際に現金が入るのは8月末です。そうすると向こう2か月を過ぎないと実際に現金が入って来ないため、これだけ売上があるのに手元の現金が少ないという錯覚が生じることがあります。
買掛金や未払金は売掛金の逆パターンです。つまり、損益重視の収益と費用を現金の動きに引き直すと収支になるということを知っておく必要があります。その基本構造をわかっておれば、現金の動きである収支と残高を把握することができます。
3.毎月の収支の動きから資金管理の精度を上げていく
さて、こうした収支の基本構造がわかれば、後はこれを毎月実施することにより、大枠の収支の状況を把握することができます。翌月及び翌々月の収支を計画ベースで算定し、それを実績と比較するのです。
そうすると、翌月及び翌々月はこれくらいの現金収支があるはずだと予測しますので、その予測がほぼ計画と合致しておれば、予測通りとなりますし、計画と合致しなければ、その要因を探ることになります。
たとえば、売掛金を回収するはずだったのに、相手先の支払いが少し遅れたために収入のずれが生じるなんてことはよくあります。また、当初予定していた売上がこちらの不手際で出荷が遅れたということもあります。
実際のところ、そう思うように行かないのが現実です。ですが、それを反復継続していくことで、毎月の収支管理もできます。また、どんどん計画と実績の差が縮まり、収支尻の精度が上がります。では、この基本を踏まえて資金繰りをどう行えばよいのでしょうか。次週に続きます。




