決算書の読み方と企業の見分け方1[2016年06月13日(Mon)]
2016年6月13日(月)
おはようございます。今朝は雨からのスタートです。先週はトラブル発生で、1回投稿が飛びましたが、今回仕切り直しです。ところで、昨日、高校の野球部のOBが集まって、神戸の滝川第二高校のグランドで試合をしました。滝川第二高校は過去、甲子園にも何回か出場した強豪校です。
日曜日にもかかわらず、多くの高校生が部活で登校していましたが、道で会うたびにしっかりした挨拶を受け、とても清々しい印象を持つことができました。日頃の教育の賜物ですね。生徒が自然に振舞えるのはそのことが徹底しているからで、さもありなんというところでしょうか。今日も元気で張り切って行きましょう。
(要旨)
@会計のことがわからんで経営ができるか
A決算書のストックとフロー情報の種類を知ろう
Bストック情報とフロー情報は利益で繋がっている
@会計のことがわからんで経営ができるか
さて、本日のテーマは「決算書の読み方と企業の見分け方1」です。今回から、しばらくは決算書の読み方と企業の見分け方をお伝えしていこうと考えています。営利であれ、非営利であれ、経営者は事業活動の結果としての決算書を理解し、そこからの経営判断が求められます。
ところが、会計や数値に苦手意識があるのか、それは他の方に任せておられる経営者もそこそこいると思います。もちろん、会計の細かいことは担当に任せておけばよいのですが、少なくとも自分の会社の財務状況がどうであるかを理解し、人に説明できるようにしておく必要があります。
決算書は過去の時点や期間の財務状況を示すものであり、それ自体で企業のことがすべてわかる訳ではありません。ですが、決算書より、企業の持っている資産負債や業績から現状や将来の状況がある程度読めますし、それを踏まえて経営判断をして行きます。
京セラや日本航空等で数々の実績を残された稲盛さんの著作の中で、「会計のことがわからんで経営ができるか」というフレーズがあります。まさに、会計の大枠を知り、決算書の内容がわからなくてまともな経営ができるかという問いかけです。
A決算書のストックとフロー情報の種類を知ろう
では、決算書をどう読めばよいかですが、その前に、決算書にはどのような種類があるかをざっと見て行きましょう。企業活動を会計の面から把握する情報としての決算書ですが、大きく分けてストック情報とフロー情報があります。
すなわち、ストック情報は一時点の財務状況を示す貸借対照表と純資産変動計算書です。前者は決算日時点の資産、負債、純資産の状況を表したものですし、後者は株主資本等変動計算書とも言い、貸借対照表の純資産を切り取り、その変動についてより詳しく記載したものです。
一方、フロー情報は、1年間の企業の業績を示すものとして、損益計算書とキャッシュ・フロー計算書があります。前者は、企業の経営成績を示すものであり、後者は企業の経営活動についてお金の動きを示すものです。こうした情報の呼び名は営利と非営利で異なることがありますが、内容は基本、同じです。
Bストック情報とフロー情報は利益で繋がっている
これらのストック情報とフロー情報は企業活動をいろいろな側面から表現したものです。ですので、これらの情報がバラバラにあるのではなく、実は利益ですべて繋がっています。そう、決算書は利益を明らかにするための情報であり、すべての決算書はこの利益を表現するために作成されます。
何を当たり前のことを言っているのだと叱られそうですが、この当たり前のことをどうやって把握し、どう経営に活かしていくのか、ここら辺りになってきますと、経営者により問題意識の差が出てきます。
これについては、営利と非営利で何ら変わりません。事業をしていく以上、適切な経営判断をする材料として、この決算書をいかに読み取り、使っていくのか、その巧拙が経営者に出てきます。
上記のことを先週書いたと思います。1週間前のことなので、記憶が曖昧ですが、次回からこうした点について、深堀をして行きたいと思います。こう、ご期待ください。
おはようございます。今朝は雨からのスタートです。先週はトラブル発生で、1回投稿が飛びましたが、今回仕切り直しです。ところで、昨日、高校の野球部のOBが集まって、神戸の滝川第二高校のグランドで試合をしました。滝川第二高校は過去、甲子園にも何回か出場した強豪校です。
日曜日にもかかわらず、多くの高校生が部活で登校していましたが、道で会うたびにしっかりした挨拶を受け、とても清々しい印象を持つことができました。日頃の教育の賜物ですね。生徒が自然に振舞えるのはそのことが徹底しているからで、さもありなんというところでしょうか。今日も元気で張り切って行きましょう。
(要旨)
@会計のことがわからんで経営ができるか
A決算書のストックとフロー情報の種類を知ろう
Bストック情報とフロー情報は利益で繋がっている
@会計のことがわからんで経営ができるか
さて、本日のテーマは「決算書の読み方と企業の見分け方1」です。今回から、しばらくは決算書の読み方と企業の見分け方をお伝えしていこうと考えています。営利であれ、非営利であれ、経営者は事業活動の結果としての決算書を理解し、そこからの経営判断が求められます。
ところが、会計や数値に苦手意識があるのか、それは他の方に任せておられる経営者もそこそこいると思います。もちろん、会計の細かいことは担当に任せておけばよいのですが、少なくとも自分の会社の財務状況がどうであるかを理解し、人に説明できるようにしておく必要があります。
決算書は過去の時点や期間の財務状況を示すものであり、それ自体で企業のことがすべてわかる訳ではありません。ですが、決算書より、企業の持っている資産負債や業績から現状や将来の状況がある程度読めますし、それを踏まえて経営判断をして行きます。
京セラや日本航空等で数々の実績を残された稲盛さんの著作の中で、「会計のことがわからんで経営ができるか」というフレーズがあります。まさに、会計の大枠を知り、決算書の内容がわからなくてまともな経営ができるかという問いかけです。
A決算書のストックとフロー情報の種類を知ろう
では、決算書をどう読めばよいかですが、その前に、決算書にはどのような種類があるかをざっと見て行きましょう。企業活動を会計の面から把握する情報としての決算書ですが、大きく分けてストック情報とフロー情報があります。
すなわち、ストック情報は一時点の財務状況を示す貸借対照表と純資産変動計算書です。前者は決算日時点の資産、負債、純資産の状況を表したものですし、後者は株主資本等変動計算書とも言い、貸借対照表の純資産を切り取り、その変動についてより詳しく記載したものです。
一方、フロー情報は、1年間の企業の業績を示すものとして、損益計算書とキャッシュ・フロー計算書があります。前者は、企業の経営成績を示すものであり、後者は企業の経営活動についてお金の動きを示すものです。こうした情報の呼び名は営利と非営利で異なることがありますが、内容は基本、同じです。
Bストック情報とフロー情報は利益で繋がっている
これらのストック情報とフロー情報は企業活動をいろいろな側面から表現したものです。ですので、これらの情報がバラバラにあるのではなく、実は利益ですべて繋がっています。そう、決算書は利益を明らかにするための情報であり、すべての決算書はこの利益を表現するために作成されます。
何を当たり前のことを言っているのだと叱られそうですが、この当たり前のことをどうやって把握し、どう経営に活かしていくのか、ここら辺りになってきますと、経営者により問題意識の差が出てきます。
これについては、営利と非営利で何ら変わりません。事業をしていく以上、適切な経営判断をする材料として、この決算書をいかに読み取り、使っていくのか、その巧拙が経営者に出てきます。
上記のことを先週書いたと思います。1週間前のことなので、記憶が曖昧ですが、次回からこうした点について、深堀をして行きたいと思います。こう、ご期待ください。