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社会起業家の熱い想いをカタチにするお役立ち情報
社会起業家の事業継続と経営基盤強化に役立つ情報について、公的機関15年の実績ある会計士の経験・ノウハウをお伝えします。
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事業統合を円滑に進めるためのいくつかのことその4[2016年05月31日(Tue)]
2016年5月31日(火)
 おはようございます。本日で5月も終わりです。本当に早いですね。明日からは大手を振って夏のエコスタイルに代わるところでしょう。最近は、役所を中心にして5月からエコスタイルの職場も珍しくありません。むしろ、増えていると思います。何と言ってもネクタイを締めなくても良いのはうれしいです。ネクタイ業界の人には申し訳ないけど、首を絞めつけるだけのものとしか感じないのは言い過ぎでしょうか。今日も元気で張り切って行きましょう。

(要旨)
@専門家は双方の立場を理解し円滑に進める役割を持つ
A専門家は通常、事業譲渡を受ける側の要請で対応する
B事業統合を円滑に進める唯一の方法は?

 さて、本日のテーマは「事業統合を円滑に進めるためのいくつかのことその4」です。前回、事業譲渡の隠れた瑕疵として、ヒトカネに関わる問題についてトラブルやリスクをお伝えしました。

@専門家は双方の立場を理解し円滑に進める役割を持つ

 事業譲渡の隠れた瑕疵を事前にキャッチし、事業譲渡をする側と受ける側にとってお互いのためにできるだけ円滑に進めるには、客観的に第三者的立場でものを言える専門家が重要な役割を持ちます。

 いくつか経験をさせていただいたことからすると、事業譲渡をする側と受ける側はややもすると利害関係が相反することがあるため、対立することが往々にしてあります。そうするとそれが感情的なもつれに繋がり、段々亀裂が大きくなると修復不可能になることだってあります。

 特に、事業譲渡をする側は統合される側になるので、精神的な負い目がもとからあります。それだけに、些細なことから大きな問題になることも状況次第で起こり得るのです。このことを事業譲渡を受ける側がよくよく理解して物事を進めることが求められます。

 それでも、利害関係の対立で上手く行かないことも多いです。そこで、双方の立場を理解した第三者的立場でものを言える専門家の登場です。事業譲渡の潤滑油の役目ですね。

A専門家は通常、事業譲渡を受ける側の要請で対応する

 この専門家は事業譲渡をする側と受ける側のどちらから支援を受けるのでしょうか。これはいろいろな組み合わせがあります。事業譲渡をする側、受ける側、双方の3パターンです。でも、一番多いのは事業譲渡を受ける側です。それは、事業譲渡をする側の資産負債の査定、いわゆるデューデリを伴うからです。

 資産負債の金額は直接事業譲渡の対価に影響するため、前回お伝えしたカネに関わる潜在的な財務リスクの有無を検討して、あるべき資産負債の査定をして行きます。この過程で、短期間でどこまで事業譲渡をする側の財務に関する実態を把握し、適正な対価の算定をするかが問われるのです。

 その間、事業譲渡をする側と諸々のやり取りを行うのですが、潜在的な財務リスクを把握するには、短期間のうちに信頼関係を構築できるかが鍵となります。

 事業譲渡をする側は、できれば都合の悪いことは言いたくないという心情的なブレーキが働きやすいので、それを上手く引出し、お互いのために都合の良いことも悪いことも出し合うような、双方向の場作りが求められます。

 その辺は、やはり経験がものを言うのでしょうか。良い意味で上手くさばける専門家は信頼感が増して、結果として良い仕事ができることになると思います。

B事業統合を円滑に進める唯一の方法は?

 以上、事業統合を円滑に進めるためのいくつかのことをお伝えしてきました。事業譲渡をする側と受ける側、専門家と登場人物の立場の違いからくる葛藤を最小限に抑え、その役割を果たすことが求められます。

 その際、事業統合を円滑に進める唯一の方法は、それぞれの立場を理解して当面のゴールである事業譲渡をきっちりと仕上げるためにお互いが協力することに尽きます。いかに信頼関係を作って同じ方向性を向いて仕事をするかです。

 もし、これが上手く行かなかったら、事業譲渡をする側は拾ってくれる相手を失い、破産や解散への道を走るしかありません。そうすると多くの関係者を巻き添えにし、不幸にします。一時的にはつらいこともあるかも知れません。ですが、事業継続してなんぼです。

 事業統合はある意味、お見合いみたいな面があります。相手が気に入らなければその時点で打ち切りとなります。でも、ご縁があってお互いまみえたのであれば、何とか上手く行きたいですよね。その努力はお互い必要ですし、それを信じてやり続けることだと思います。

 事業統合のお手伝いは、大変な労力がかかりますが、それだけに物事が成就すると、こんなにうれしいことはありません。その一端に関わることができる身として、機会があればこれからもこの仕事をしていきたいと思っています。
 
 
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