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年度決算は1年間の総括と次年度計画の大事な連結環になる[ 2016年05月02日(Mon)]
2016年5月2日(月)
 おはようございます。本日から、実質的な5月のスタートです。と言っても、連休の狭間でお休みにしている方も多いのではないでしょうか。その点、役所は暦どおりですね。必ず開いています。世の中の動きとは別に粛々と業務を進めているところでしょうか。今日も元気で張り切って行きましょう。

(要旨)
@年度決算は月次決算の積み重ねになる
A年度決算の一連の手続はとても重要なステップを踏む
B年度決算を1年間の総括と次年度以降の事業計画の大事な連結環に有効活用する

@年度決算は月次決算の積み重ねになる

 さて、本日のテーマは「年度決算は1年間の総括と次年度計画の大事な連結環になる」です。これまで月次決算の重要性をひつこいくらいにお伝えしてきました。その積み重ねが年度決算になります。

 多くの団体では、そろそろ年度決算の数値が固まってくる頃ではないでしょうか。いや、まだまだという団体は少し、ねじを締めて行った方が良いかもしれませんね。早いところでは、もう連休明けに理事会等を予定している団体もあるように聞いています。

A年度決算の一連の手続はとても重要なステップを踏む

 年度決算はまさしく、1年間の総括をします。会計情報としての決算書だけでなく、その数値の裏にある事業活動の内容を事業報告書にまとめます。年度当初に立てた事業計画を達成したのか、達成できていないものは何か、その要因はどのようなものがあったのかなどを整理してい行きます。

 決算書の監事監査を受けて、理事会や評議員会に報告し、承認を受けたものを総会にかけるという段取りが忙しい日程の中で進んでいきます。そして、団体の情報発信の一つとして、決算書や事業報告書を公表することになります。

 こうした一連の年度決算の手続はルーティンにはなりますが、とても重要なステップです。最低でも年に1回は、自分たちの事業活動の方向性を確認する機会になるとともに、今後の活動の方向性も進めることができます。

B年度決算を1年間の総括と次年度以降の事業計画の大事な連結環に有効活用する

 その意味で、年度決算は1年間の総括と次年度以降の事業計画の大事な連結環になると言えます。この年度決算の位置付けをどこまで理解し、既存の関係者だけでなく潜在的なファンを呼び込む情報発信の一つとして取扱い、戦略的に進める契機とするのかは、団体の取り組み次第で大きな差がでます。

 ぜひとも、この年度決算を上手く有効活用し、1年間の振り返りと次の活動の戦略や広報戦略に使えるよう、いつも言っています情報の共有化と仕組みづくりに使うことをお勧めします。
この記事のURL
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