
決算対応のチェックポイントその2[
2016年03月28日(Mon)]
2016年3月28日(月)
おはようございます。昨日、母校の野球部OBの定期戦に参加しました。ちょっと天気が危ぶまれたのですが、何とか持ちこたえ、試合をすることができました。試合は10対7で勝ってよかったのですが、今朝は猛烈な筋肉痛で目が覚めましたよ。今日も元気で張り切って行きましょう。
(要旨)
@決算対応のチェックポイントの第2回目は資産負債の残高を関連帳票と照合しよう
A現金預金は銀行の残高証明と照合する
B固定資産は実際の残高を現物確認し、固定資産台帳と照合する
@決算対応のチェックポイントの第2回目は資産負債の残高を関連帳票と照合しよう
さて、本日のテーマは「決算対応のチェックポイントその2」です。前回、決算日を意識して未払金漏れを防ぐために簡単なチェックリストを作ることをお伝えしました。今回は資産負債の残高を関連帳票と照合しようです。
決算に際しては、日々の会計伝票や元帳から試算表を作成し、その後決算書を作成する手順になります。決算書を構成する勘定残高を確定していく際には、そのままの数字を計上するのではなく、必ず関連帳票との照合確認をする必要があります。
A現金預金は銀行の残高証明と照合する
その主なものは、資産では現金預金、固定資産、負債では借入金、未払金です。現金は決算日に現金実査をして、出納帳の残高と合っているかを確認します。預金は通帳はもちろん、銀行から残高証明書を入手して、元帳の残高と合っているかを確認します。
現金預金はいうまでもなくすぐに換金でき、いつでも残高を確認することが求められます。残念ながら、いくつかの団体できちんと銀行の残高証明書と照合しなかったために、不正の発覚が遅れたという事件も起こっています。ですので、決算時期に併せて、現金預金の実際の残高を外部の資料と照合することはとても重要です。
B固定資産は実際の残高を現物確認し、固定資産台帳と照合する
固定資産は、土地建物の不動産から備品まで範囲が広いです。これらの資産は団体によっては、ほとんどない場合もあるでしょう。その場合はご放念ください。一方、事業を相当規模で実施している団体は、ある程度固定資産を持つ場合もあると思います。
これも基本は、各固定資産について実際の残高を固定資産台帳と照合します。その前段として、本当に現物があるかどうかを確認するため、現物の実査をすることも必要です。
事業を実施する際に、備品を移動したり、古くなって処分したりすることがあります。その時、固定資産台帳に適切に記録していないと、元帳の残高と固定資産台帳の残高が一致しないことがあります。
そうすると、どちらかが間違っているので、その原因を追究しなければなりません。特に、古くなって現物を処分したのに、会計伝票を起票していないと、すでに現物がないのに帳簿上は残ったままになってしまいます。
結果として、ないはずの備品が帳簿上あることになりますので、間違った残高で決算することになります。こうした誤りを防ぐためにも現物の実査は必要です。
負債の借入金や未払金も同様です。基本は計上した残高について、契約書や請求書等と照合することにより、残高が正しく計上されていることを確認することができ、自信を持って決算することが可能となります。
いかがでしょうか。ご自身の団体の決算では、このような手続をどこまで実施されているでしょうか。もしそこまで実施していない団体は、決算手続を見直ししてみてください。会計事務所に任せるのではなく、ご自身で実施することをお勧めします。
おはようございます。昨日、母校の野球部OBの定期戦に参加しました。ちょっと天気が危ぶまれたのですが、何とか持ちこたえ、試合をすることができました。試合は10対7で勝ってよかったのですが、今朝は猛烈な筋肉痛で目が覚めましたよ。今日も元気で張り切って行きましょう。
(要旨)
@決算対応のチェックポイントの第2回目は資産負債の残高を関連帳票と照合しよう
A現金預金は銀行の残高証明と照合する
B固定資産は実際の残高を現物確認し、固定資産台帳と照合する
@決算対応のチェックポイントの第2回目は資産負債の残高を関連帳票と照合しよう
さて、本日のテーマは「決算対応のチェックポイントその2」です。前回、決算日を意識して未払金漏れを防ぐために簡単なチェックリストを作ることをお伝えしました。今回は資産負債の残高を関連帳票と照合しようです。
決算に際しては、日々の会計伝票や元帳から試算表を作成し、その後決算書を作成する手順になります。決算書を構成する勘定残高を確定していく際には、そのままの数字を計上するのではなく、必ず関連帳票との照合確認をする必要があります。
A現金預金は銀行の残高証明と照合する
その主なものは、資産では現金預金、固定資産、負債では借入金、未払金です。現金は決算日に現金実査をして、出納帳の残高と合っているかを確認します。預金は通帳はもちろん、銀行から残高証明書を入手して、元帳の残高と合っているかを確認します。
現金預金はいうまでもなくすぐに換金でき、いつでも残高を確認することが求められます。残念ながら、いくつかの団体できちんと銀行の残高証明書と照合しなかったために、不正の発覚が遅れたという事件も起こっています。ですので、決算時期に併せて、現金預金の実際の残高を外部の資料と照合することはとても重要です。
B固定資産は実際の残高を現物確認し、固定資産台帳と照合する
固定資産は、土地建物の不動産から備品まで範囲が広いです。これらの資産は団体によっては、ほとんどない場合もあるでしょう。その場合はご放念ください。一方、事業を相当規模で実施している団体は、ある程度固定資産を持つ場合もあると思います。
これも基本は、各固定資産について実際の残高を固定資産台帳と照合します。その前段として、本当に現物があるかどうかを確認するため、現物の実査をすることも必要です。
事業を実施する際に、備品を移動したり、古くなって処分したりすることがあります。その時、固定資産台帳に適切に記録していないと、元帳の残高と固定資産台帳の残高が一致しないことがあります。
そうすると、どちらかが間違っているので、その原因を追究しなければなりません。特に、古くなって現物を処分したのに、会計伝票を起票していないと、すでに現物がないのに帳簿上は残ったままになってしまいます。
結果として、ないはずの備品が帳簿上あることになりますので、間違った残高で決算することになります。こうした誤りを防ぐためにも現物の実査は必要です。
負債の借入金や未払金も同様です。基本は計上した残高について、契約書や請求書等と照合することにより、残高が正しく計上されていることを確認することができ、自信を持って決算することが可能となります。
いかがでしょうか。ご自身の団体の決算では、このような手続をどこまで実施されているでしょうか。もしそこまで実施していない団体は、決算手続を見直ししてみてください。会計事務所に任せるのではなく、ご自身で実施することをお勧めします。