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何故見える化できていないか、その要因 1[ 2017年03月07日(Tue)]
 おはようございます。昨日は、重たいワインを飲みすぎたのか、少し寝坊をしましてまだ、ぼーっとしています。この記事を書いてすっきりできればと思います。本日も元気に行きましょう。

 さて、何故、経営の見える化ができていないのでしょうか。しばらくはあるあるシリーズが続きます。まずは、経営者トップの意識の問題です。経営者トップによっては、数値とデータという客観的な指標を見て経営判断される方もありますが、そういう方ばかりではありません。

 数字に対する苦手意識が根底にあるのか、あるいは、もともと数値やデータを重視ないからなのか、いわゆるどんぶり経営をされている経営者トップは、そこそこいるのではないでしょうか。

 そのような経営者トップは、決算書や月次の試算表にあまり関心を寄せません。現時点で、どれくらいの資産負債があり、いくら儲かっているのか損をしているのかを正確に把握されていません。それを確認するには、自分のところの決算書や月次試算表を説明してもらえればすぐにわかります。

 そうですね、売上や借入金くらいは説明できても、人件費や経費、利益が何故この金額になっているか、売掛金や買掛金、固定資産がいくらあるかを明確に把握している経営者トップはそれほどいないのではないでしょうか。

 さらには、銀行借入するときには、本来であれば、経営者トップ自らが自社の決算状況を説明し、融資の必要性を説明する必要があるにもかかわらず、普段から銀行との接点を持ち合わせていない、あるいは、担当者に任せているということもあるのではないでしょうか。

 いくら、部下や外部の専門家が決算書等の数値やデータの重要性を言っても、本人がその気になっていなければ、行動に繋がっていきません。単にスルーしているだけになっているかもしれません。

 なんか、経営者トップから見たら、お前何を言っているのだと叱られそうですが、決算書や月次試算表の数値を経営判断に活用しようという意識があれば、上記のようなケースは出てこないと思います。少なくとも、経営者トップの頭の中に自社の決算状況が入っており、それをどう経営に活用するか、行動に反映されると思います。

 ここでは、あくまで経営判断に活用するという問題意識を問うており、そのためのオペレーションをせよと言っているわけではありません。経営者トップは、それを指示すれば良いからです。その意識が経営の見える化に向かわせることになるからです。

 はい、のっけから経営者トップに厳しいことを言った感になっていますが、きちんと対応されている経営者トップもいらっしゃるので、そこはごめんなさい。ご放念ください。次回に続きます。
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