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現金実査は必須の手続ですよ[ 2016年02月15日(Mon)]
2016年2月15日(月)
 おはようございます。最近は本当に暖かい日が続いています。このまま春に突入するのではないかと錯覚するぐらいです。でも、まだ2月ですからね。今日も元気に行きましょう。
(要旨)
・現金実査は出納事務の基本中の基本
・現金実査や預金の残高照合は内部けん制の仕組みが重要
・不正事件が発生すれば、団体の社会的信頼性は損なわれるため、基本をおろそかにしない

 さて、本日のテーマは「現金実査は必須の手続ですよ」です。この出納事務の基本中の基本と言っていいぐらいの手続きですが、皆様の団体ではいかがですか。もちろん、毎日実施して現金有り高と帳簿をチェックしているという優秀な団体から、そうですね、週に1回確認すれば良い方で、帳簿との照合なんてなかなかできていないという、少し心配な団体まで様々だと思います。わたしのこれまでの経験からも、この基本の手続きが必ずしも十分でない団体が少なからずいたことも事実です。
 ここでいう、現金実査は、基本、小口現金の実査ですが、預金の残高照合の手続きも含みます。小口現金ですから、大きなお金が動くことはほとんどありません。日常のちょっとした経費の支払が中心ですが、中には業務の関係で現金を扱う部署では、入出金の手続きの頻度が高くなりますので、その場合の手続きの重要性は一気に上がります。
 お金のことですから、おろそかにすることは考えにくいですが、日々の業務の忙しさにかまけて手続きが後回しになることがあります。そうすると人間の記憶なんていい加減なもので、すぐに忘れますし、その時にきちんと処理しないと後でつじつまが合わないことになりかねません。そうするとすべてのことが後手に回り、結果として、現金と帳簿が合わないなんてことになってしまいます。一方、預金の場合は金額が大きい取引が多いこともあり、通帳や銀行の残高証明書と合わせることは比較的実施しているようです。
 これらの現金実査や預金の残高照合は基本、出納担当者が実施していると思いますが、それを管理責任者がどれだけ確認しているかが重要です。間違っても、一人の人に業務を担当させて誰もチェックしないなんてことにはしないことです。このけん制の仕組みと運用ができているかどうかで、その団体の管理レベルを簡単に評価することができます。
 実際に、これができていない団体には常に不正のリスクを抱えることになりますし、現に不正事件は発生しています。先日もある団体で、銀行預金を残高証明と照合していなかったことが原因で、預金着服の事件がありました。ひとたび事件が発生すれば、その団体の社会的信頼性は損なわれますし、場合によってはそれが団体の存続に影響を与える場合も考えられます。逆にそこをしっかり管理していると、他の管理状況にも安心感を与えることができます。現金実査という基本を侮ることなかれ。この基本をあらためて問いかけてみてください。
 宜しくお願いします。
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