避難所運営訓練…1月15日(日)
[2012年01月27日(Fri)]
上記研修会終了後、こちらのブログにUPしようと書き込みをしていましたら、来客がきれずに下書きに保存していたつもりが、二度も無くなっていたことにショックを受け、その後の書き込みが出来ませんでした。そのうちに忙しさに拍車がかかり…。報告をお待ちの方には失礼を致しました。
改めて、ご報告です。
当日は、朝からトイレも水が使用できないようにLPガス協会の検討委員さんがセッティングをしてくれました。もちろん、暖房もストップです。

まず、それぞれが課題を持った被災者役になり、施設管理者や行政役の参加者に自分の問題を解決して欲しいと殺到します。最初は何でも行政職員や施設管理者に伝えようとして非常に混乱します。

なるべく避難所の混乱や支援物資の不足などを、どのように参加者が切り抜けようとするのかを情報も出さずに見守ります。また、支援物資は毛布だけです。日赤さんに確認して一人一枚ずつの毛布が支給されるということから、毛布一枚で床に休んでもらいました。下からどれくらい熱を取られるのか?それが、段ボール一枚下に敷くことでかなりの改善があることも実際に肌で感じてもらいました。そんな中、毛布が入っていたビニール袋に空気を入れて、枕にしているグループがありました。凄いですね。。たくさんの人が集まるといろいろな知恵が出てきます。

いろいろな問題をみなさんでディスカッションしながら、避難所を運営していくということを導き出していくのです。限られた情報…その中で今の最善を考え、自分の置かれた立場なら何が出来るのか?これまでの研修は、決められたことを行っていくというものでした。最初に説明をして…そのような研修に慣れている方々には不快だったことと思います。しかし、避難所を運営することは、その場でみなさんが困ったことをカタチにしながら創り上げていくものです。そのような頭の訓練と本当に必要だというリアルな体験が必要です。訓練の為の訓練ではなく、身をもって理解することでご自身の地域に戻ったときの行動に繋がると思います。
途中、外部から炊き出しボランティアが駆けつけてくれたという想定で、おにぎりと団子汁がみなさんに配られました。この応援にはコープおおいたさんの会員さん達が朝早くから準備を行ってくださいました。寒いときの温かい食べ物がどれくらい気持ちをホッとさせるか。。っと、いう体験もして頂きました。

課題の中にはメディアの報道や取材の姿勢についても声があがりました。この訓練の検討委員会から取材を続けているNHK大分のディレクターにも質問がなされました。

今回の体験は、東日本大震災の被災地で体験した劣悪な避難所からスタートしています。
もちろん、災害から命を守ることが一番大切です。しかし、命を守れたあとの避難所でその命が危機にさらされているということを伝え、逃げる行動とともに地域でその命を守る準備もしておいて欲しいと思ったからです。是非、この体験をいかし地域で準備を進めて欲しいと思います。
終了後のアンケートやご連絡を頂いた中には、「訓練でもこのように混乱するのだから、本当に被災したときには大変なのだと実感した。地域に戻り、のことについての準備をしようと思う。」「聴覚障害者という役を頂いたので、聞こえていたけど聞こえないのだと思うと、聴覚障害者の方には目の前のやりとりがわからない。自分のことを伝えることもとても難しい。このことを経験して、いろいろな課題を抱えている方の視点で支援や避難所の運営を考えなければならないとわかりました。」などの声を頂いています。
こちらの意図が届いた方が多かったことに安堵したとともに、もう少し配慮が必要なことも見えてきました。訓練は失敗するために行うものですね
改めて、ご報告です。
当日は、朝からトイレも水が使用できないようにLPガス協会の検討委員さんがセッティングをしてくれました。もちろん、暖房もストップです。

まず、それぞれが課題を持った被災者役になり、施設管理者や行政役の参加者に自分の問題を解決して欲しいと殺到します。最初は何でも行政職員や施設管理者に伝えようとして非常に混乱します。

なるべく避難所の混乱や支援物資の不足などを、どのように参加者が切り抜けようとするのかを情報も出さずに見守ります。また、支援物資は毛布だけです。日赤さんに確認して一人一枚ずつの毛布が支給されるということから、毛布一枚で床に休んでもらいました。下からどれくらい熱を取られるのか?それが、段ボール一枚下に敷くことでかなりの改善があることも実際に肌で感じてもらいました。そんな中、毛布が入っていたビニール袋に空気を入れて、枕にしているグループがありました。凄いですね。。たくさんの人が集まるといろいろな知恵が出てきます。

いろいろな問題をみなさんでディスカッションしながら、避難所を運営していくということを導き出していくのです。限られた情報…その中で今の最善を考え、自分の置かれた立場なら何が出来るのか?これまでの研修は、決められたことを行っていくというものでした。最初に説明をして…そのような研修に慣れている方々には不快だったことと思います。しかし、避難所を運営することは、その場でみなさんが困ったことをカタチにしながら創り上げていくものです。そのような頭の訓練と本当に必要だというリアルな体験が必要です。訓練の為の訓練ではなく、身をもって理解することでご自身の地域に戻ったときの行動に繋がると思います。
途中、外部から炊き出しボランティアが駆けつけてくれたという想定で、おにぎりと団子汁がみなさんに配られました。この応援にはコープおおいたさんの会員さん達が朝早くから準備を行ってくださいました。寒いときの温かい食べ物がどれくらい気持ちをホッとさせるか。。っと、いう体験もして頂きました。

課題の中にはメディアの報道や取材の姿勢についても声があがりました。この訓練の検討委員会から取材を続けているNHK大分のディレクターにも質問がなされました。

今回の体験は、東日本大震災の被災地で体験した劣悪な避難所からスタートしています。
もちろん、災害から命を守ることが一番大切です。しかし、命を守れたあとの避難所でその命が危機にさらされているということを伝え、逃げる行動とともに地域でその命を守る準備もしておいて欲しいと思ったからです。是非、この体験をいかし地域で準備を進めて欲しいと思います。
終了後のアンケートやご連絡を頂いた中には、「訓練でもこのように混乱するのだから、本当に被災したときには大変なのだと実感した。地域に戻り、のことについての準備をしようと思う。」「聴覚障害者という役を頂いたので、聞こえていたけど聞こえないのだと思うと、聴覚障害者の方には目の前のやりとりがわからない。自分のことを伝えることもとても難しい。このことを経験して、いろいろな課題を抱えている方の視点で支援や避難所の運営を考えなければならないとわかりました。」などの声を頂いています。
こちらの意図が届いた方が多かったことに安堵したとともに、もう少し配慮が必要なことも見えてきました。訓練は失敗するために行うものですね