【内閣府】地域の活性と魅力を生みだす男女共同参画活動事例に
「NPO法人吉備野工房ちみち」が
中国地方及び岡山県で一件選ばれました。
1.事例集作成の目的
男女共同参画社会基本法が施行されて、12 年が経過しました。2010 年12 月には、第三次男女共
同参画基本計画が策定されました。
大災害からの復興を考える場合はもとより、日常的な地域の課題にも適切に対処するためには、男女
共同参画の視点が欠かせません。住みよい、快適な地域の再生・創造のためには、地域が抱える幅広い分野の課題に対し、男女共同参画の視点を活かしつつ課題解決を進めることが不可欠です。
しかし、第二次基本計画の中で、新たな取り組みを必要とする分野として取り上げられた、「防災」、
「地域おこし・まちづくり・観光」、「環境」の三分野については、必ずしも男女共同参画の視点に立っ
た取組みが進んでいるとは言えません。第三次基本計画においても、これらの分野は重点分野とされて
います。
したがって、これらの分野における地域の課題解決への取組みをさらに推進するため、各分野に関す
る様々な取り組み事例を収集し、男女共同参画の視点に立った先進事例集として取りまとめ、広く提供
することにしました。NPO をはじめ、市民団体の支援をされる地方公共団体のみなさま、実際に地域
で活動を展開される皆様の参考にしていただければ幸いです。
2.事例選定の方法
事例の選定にあたっては、「地域・まちづくり・観光」、「防災」、「環境」のいずれかの分野の活
動で、男女共同参画の視点からみて好事例と思われる活動事例の候補を抽出し、事例選考会におい
て検討し、40 事例を選びました。
事例選考の視点は、次のとおりです。
【事例選考の視点】
●男女共同参画の視点が含まれていること
@担い手・ユーザーの多様性により、活動が活性化している
・参加者の多様性
性別、年代、職業などの属性を越えて、多様な立場の人々が参加している。
Aプランニングやプロセスにおいて男女共同参画が進んでいる
・意思決定プロセスにおける男女共同参画
男性だけ(あるいは女性だけ)でものごとを決めていない。
男性(女性)の多い組織では、少数派の女性(男性)の意見も尊重されている。
・他の団体や地域との協働、コラボレーション、
他団体や他地域との協働・コラボレーションにより、活動の内容が豊かになり、より高い
効果を上げている。
・組織・事業展開の柔軟性
組織や事業に柔軟性があり、目的の実現にふさわしい方法を追求している。
B人々のつながりを生み、まちの魅力を高める取り組みに育っている
・地域の課題解決
雇用のチャンスが少ない女性、障害者、高齢者などの雇用を創出している。
女性の視点を活かすことで、新たなビジネス・チャンスが生まれている。
・人材育成
女性(男性)が少ない分野でチャレンジする女性(男性)の人材を育成している。
次世代を担う人材を育成している。
・女性のエンパワメント
活動を通して、女性が社会に参画するための力をつけている。
例えば、発言力、実行力、組織力など。
●先駆的な内容であること
●普遍性のある内容であること
●極端な地域の偏りがないこと
嬉しいお知らせでした。
ありがとうございました。
内閣府HPです
↓ ↓ ↓
http://www.gender.go.jp/research/chiiki_danjyo_kyoudou/index.html