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2021年11月08日

2021年度 手話学コロキアム 第2回を開催しました

 去る10月23日(土)、豊田工業大学の原大介先生をお迎えし、「日本手話の音素・音節・音素配列論」をテーマに第2回手話学コロキアムを開催しました。

 講義では、一部のパーツが異なる2人の人物の顔のイラストを用いてミニマルペアを解説されるなど、音韻等について分かりやすくお話をしていただきました。
物理的な手指の形は、理論上は左右の手の手型・位置・動きの組み合わせが1京(1億の1万倍)以上あるが、その中から手話に不適格なものは使用されず、一定のルールによって用いられるというお話が印象的でした。
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 また、ワークショップでは、提示された手話の語彙について、参加者がそれぞれの語の適格性を考え、意見交換を行いました。
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<参加者の感想>*抜粋、原文のまま
・音韻や音素という側面から学ぶことで手話の新たな魅力に気付くことができました。あっという間の時間でした。
・手話が言語であるという概念についてはこれまで福祉的な見方しかしてきませんでしたが、音声学的に根拠があることがわかり大変衝撃的でした。さらに学びを深めていきたいと思いました。
・自分から積極的に考えていかなければならず、それがたいへんいい効果を生んでくれました。

ご参加いただいた皆様、お疲れさまでした。原先生、ありがとうございました。
posted by 大原 at 15:24| Comment(0) | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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