光が当たらない場所を/ryungsoon
6月に大きな総選挙が開催される。
衆議院でも参議院でもない、某アイドルグループの選抜総選挙だ(!)
年を重ねるにつれ社会現象となり、新聞の三面記事でも取り上げられるようになってきた。
そして私たちの元に入ってくる情報は上位の話題ばかりである。
でも私はそこに違和感を覚える。
ニュースで取り上げられるのが同じメンバーばかりってことに対して。。
私たちが日々受け取る情報はそれが全てではないと思おう。
メディアから入ってくる情報は全てではなくて、いつも知名度の高い人たちの情報や賞賛が中心で。
それだけを受け取って知った気になるのはちょっと怖い気がする。
それは本当の選挙、、時事、スポーツ、娯楽に限らず。
でもメディアは分かりやすさや受け手の反応を考えて、話題になる事象や人たちに
スポットを当て続けるのだろう。
本当に出来事を知りたいのなら受け手として、メディアが伝えない場所に
自らスポットを当てるしかない。
総選挙の話に引き寄せると、本当に総選挙のことを詳しく知りたいのなら、
下位に入ったメンバーのことやコメントを調べる必要があると思う。
もしかしたらそこに私たちが引き付けられるようなメッセージがあるかも知れない。
大げさに言えば総選挙の真実があるかも知れない。
某アイドルグループはたくさんメンバーがいることを考えると、
そんな風に思考してしまう。。
メディアが伝えるのは全てではないどころか、真実・核心も伝えられていない可能性はある。
受け手が掘り下げたところで真実・核心を見つけられない場合が多いだろうが、
表面の情報だけで伝わらない”何か”、伝えられないモノや人は常に存在する。
その”何か”に対してアンテナを張り続けてこそ、視野の広さを実感できると思う。
たくさん知っているからと言って視野が広いとは限らない。
メディアの話で例えたが、日常でもその場のやり取りで完結せずに、
疑うワケじゃなくて、その場では分からなかった新しい発見を意識できる自分でいたい。
大衆的にが伝わるのが光なら、他は影ってワケではない。
そこは、光が当たらない場所。
光が当たらない場所を探して、自ら光を当てた先に見えるものを楽しめたらと思う。