みんな居なくなった燕
[2022年09月05日(Mon)]

気が付くと、朝の燕の声が聞こえていません。
戸を開けろと催促されていたような
毎日の行事が無くなりました。

玄関にも納屋にも近所の店舗の軒にも
どの巣も空になりました。

近所から集まっての会議も無くなりました。
燕は天気の変化・成長の度合いで
次のステージへ移りました。
いつもの事ですが、
自然の仕組みが
頭か遺伝子に組み込まれているようです。
燕の行く先には、
新しい苦難や喜びがあります。
行きたくなくて残る燕は
見当たりません。
我が身を省みれば
昔日の恵まれた日々を
諦めきれなかったり
死に向かってしか進めない人生を
不満に思ったりします。
燕や他の自然界生物の潔さが
見習えたらと思いました。
羨ましくも思います。