「特別な」部品 2
[2020年06月27日(Sat)]
「特別な」部品にもメーカーの思惑が
透けて見えることがあります。
画像のベルトなどは
設計上スペース確保に限界があり
品質でカバーせざるを得なかったことは
すぐに理解出来ます。
すぐに理解出来てもメーカーのセコさが
透けて見えるものもあります。
某一流ポンプメーカーさんが組み込んでいる
ベアリング、現在もそのままか不明ですが、
JIS規格から外れた専用部品で値段も20倍程度だったと
記憶しています。
軸を受けるため汎用のベアリングと
機能的には何ら変わりません。
ところが外寸が微妙にJIS規格品と違いました。
外寸が異ならなければならない理由など
見当たりませんでした。
ポンプメーカー営業所に在庫の有無・値段を
聞きに行ったものの、
あまりの下らなさに呆れて、
JIS規格品ベアリングに外寸を太らせるケースを
削ってつくり使用しました。
機能的には十分かつ外観もカバーの中なので
何の不都合もありません。
ある意味、ベアリングは消耗品なので、
そこで稼ごうというのは理解は出来ますが
一流メーカーのすることではないと
私は思います。
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