CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«チャイケモイベントのおかげです | Main | 毎日新聞朝刊記事»
<< 2020年09月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
nayuno
オープンハウスです (11/29) mn
【 模擬家族プロジェクト(看護師対象)の募集! 】 (05/10) かな
8月の建設現場にて (08/28)
24時間テレビ (03/05) まさみさま
新年です! (02/14) s.kusuki
小児がん治療の集約化(後) (02/09) ゆっきー
小児がん治療の集約化(後) (02/07) いつこ
新年です! (01/10) s.kusuki
産科病棟にて (12/05) nico*nico
産科病棟にて (11/29)
最新トラックバック
[2008年02月27日(Wed)]

話が前後しますが、阪大へ転院し、1ヶ月くらいたったころに向かいの部屋のお子さんが息を引き取られました。
その少し前くらいから、そのお母さんとは少しお話をするようになりました。「付き添いベッドはあそこに売ってるよ」など、闘病生活については何もかも知り尽くしているような方でした。闘病が始まり間もない私に色々と親切に教えてくださいました。

その日の朝はなにか病棟がそわそわしているような、何か違うものを感じました。
向かいの方が廊下にでて、涙を流しながら何人かの方とお話をしていました。

「今朝亡くなった」ということでした。
「いい顔してるねん、、、」「ほんまによく頑張ってくれたわ、、」「大好きな音楽聴きながら逝ってんで」 などというお話がドア越しに聞こえてきました。

当時私はまだ「子どもが亡くなる」ということを理解しきれていませんでした。
娘が入院しているこの病院で、この病棟で、子どもが大人より先に亡くなる。娘と同じ小児がんで亡くなる。私たちが寝ている間に向かいの部屋で亡くなる。というこの事実を受け止めることができなかったのです。「死」を認識しているつもりでも、現実に突きつけられると、やはり心が受け付けませんでした。
体中が震えだし娘を抱きしめつづけました。
今もあの時の衝撃は忘れることができません。

私も挨拶にうかがうと、いつも険しいお顔をされていたのですが、その日のお母さんはとてもリラックスし、きれいな顔色のいいお顔をされていました。たくさんの涙を流しながらでも、何とも言えない笑顔で、私を抱きしめ、背中をたたきながら「がんばるんやで。あんたの子は大丈夫やからな。負けたらあかんねんで」と言葉をくださいました。

やり遂げた。長い間闘ってくれた子どもがやっと楽になった。悲しみより先に病気から、そして闘病生活から解放されたというホッとしたような気持ちがにじみ出ていました。

それから、今日まで何人もの尊い、かわいい命を見送りました。
みんな安らかなお顔で、とても誇らしげなお顔で、立派で、尊敬の念が沸きあがり、今にもスッと起き上がりそうな、でも、もう起きないで!起きないで!もういいよ。。と何がなんだかわからない気持ちが入りみだり、涙がとまらなくて、とまらなくて。

お別れを言うときには「いい顔してくれててよかった。。。ありがとう。ありがとう。本当におつかれさま。」といつも思いました。いつも自然とそのような言葉がでてきました。いつもたくさん教えられた気になるのです。言葉では言い表せないとても貴重で大切な何かです。そして「おばちゃんもがんばるんやで!」といわれているような気になります。

小児科病棟にはとても頑張りやさんで、強くて、優しい子どもがたくさん頑張っています。
その尊い命の火を消してたまるか!!と必死に闘う大人たちもたくさんいます。

「命」の大切さ、尊さ。
恐ろしい殺人事件や自殺のニュースを流すより、こんなに頑張っている子ども達のニュースを流してほしいと思います。
ニュースを見るみんなが、個々に必要としている部分を教えられるのではないでしょうか?

クローバーまさみさまクローバー

チャイルドケモハウスでは現在応援メッセージを募集しております。
http://www.kemohouse.jp/cgi-bin/regist_members/regist.html

詳しくはこちら https://blog.canpan.info/kemohouse/archive/341
トラックバック
ご利用前に必ずご利用規約(別ウィンドウで開きます)をお読みください。
CanpanBlogにトラックバックした時点で本規約を承諾したものとみなします。
この記事へのトラックバックURL
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント
hottyさま

ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。
奥さまに関する大切な場面でもいつもチャイケモのことを応援してくださり、本当にありがとうございます。
hottyさまには奥さまを思いやる想いの深さをいつも感じさせていただいております。
つらい日々を何とかして乗り越え、進まなければならない道を手をとりあってみんなで、進んでいければと思います。
私も頑張ります!

Posted by: まさみさま  at 2008年02月29日(Fri) 16:20

Y母さま 
いつもコメントありがとうございます。
いつも連載への勇気と、気力をいただけ、本当に励まされます。。。
こちらこそ、いつもありがとうございます。
私が記憶を呼び起こし、記事にするたびに、同時に皆様の中に同じようによみがえる思いがあるのだということに気づき、連載を続けてよいものか、、、と悩むときがあります。
でも、私はあの経験をした意味の中から、発信する、知ってもらうということを見出しています。
みなさまにこれからもお付き合いいただけたらと思います。
よろしくお願いします。




Posted by: まさみさま  at 2008年02月29日(Fri) 16:16

ああ、そうだ、本当にそうだった。
わたしのムスコも本当にいい顔だった。
かわいかった。そしてとても慈悲深い顔をしていた。。。。。
わたしも、泣いた。悲しかった。
でも確かにほっとした・・・・・
ムスコを送り出すことが出来た・・・って。
今日は鎌田實先生とホスピタルクラウンの大棟耕介さんの対談を拝聴しました。
今日は命の話・・・つながっています。
まさみさま、いつもありがとうございます。
いつも応援しています。
Posted by: Y母  at 2008年02月28日(Thu) 00:10

決して時間が解決してくれるわけではない、おつらいお気持ちが「記事」を書かれるたびにつのってくるのでは?と思いながら、まさみさまの連載を読ませていただいております。
私も数日前に妻の一周忌法要を行い、いただいたチャイケモパンフレットを「志」にそえ、私の文章をはさまさせていただきました。命日の当日は、やはり仕事の後阪大病院に向かっていました。日々、今日は通夜の日、葬儀の日、そして、お別れ会を開いた日と、つらい日々の真ただ中ですが、まさみさま・田村さんの「記事」を読ませていただき、勇気と自分が妻を思いやっていることの正しいことを確認できているところです。
Posted by: hotty  at 2008年02月27日(Wed) 21:00