CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«なせばなる | Main | 移植»
<< 2020年09月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
nayuno
オープンハウスです (11/29) mn
【 模擬家族プロジェクト(看護師対象)の募集! 】 (05/10) かな
8月の建設現場にて (08/28)
24時間テレビ (03/05) まさみさま
新年です! (02/14) s.kusuki
小児がん治療の集約化(後) (02/09) ゆっきー
小児がん治療の集約化(後) (02/07) いつこ
新年です! (01/10) s.kusuki
産科病棟にて (12/05) nico*nico
産科病棟にて (11/29)
最新トラックバック
初めての外泊 [2008年02月14日(Thu)]

初めてSが外泊したのは移植前の年末でした。
それまで、外泊は私が拒みました。
まだ、本人達には理解しにくいことが多く、外泊してしまうことで「すべて元通り」と娘達に期待を持たせたくなかったからでした。

外泊を決行したのにはわけがあります。
移植はとても辛く、危険な治療だということ。「もしも」とされることが医師の口からたくさん言い並べられました。たとえば、腎不全、心不全、命に関わる感染、、、などです。まだまだたくさんありました。だからです。

初めての外泊に二人とも大喜びでした。Sは約4ヶ月ぶりに外に出ました。
おうちのソファーに二人仲良くすわりずっとくっついていました。
小さな二人に、外泊の意味を告げることは酷だとは思いましたが「またすぐに病院にもどらなあかんねん、、、ちょっとだけおやすみもらってん、、、」と説明をしました。Aの「ふーん、、、」ととても複雑な表情をみれば、胸がいたくなりました。でも「期待させてはいけない!」と私の頭の中にはそれしかありませんでした。

11月生まれのSの1歳の誕生日とクリスマスとでケーキを焼きました。値段も何も見ず、急いで材料を買い込み、ケーキを焼きました。
このときで闘病が始まってから約4ヶ月半。私の家事の要領はとても悪く、料理の手順もめちゃくちゃでとても疲れたのを覚えています。
それでも、何とかケーキは仕上がり、みんなで楽しくたべました。

AはSの胸からぶら下がっているIVHカテーテルをみて「それなぁに?」とびっくりしていました。Aと一緒にお風呂に入っていた頃にはそんなものはSの胸についていませんでした。
Sがたくさんのお薬を飲むたびにAは「が〜んばれ!が〜んばれ!」と応援しました。Sもニコニコしながら頑張って飲みました。

突然小児がんになり、突然家族バラバラに過ごすことを余儀なくされました。
小児がんになったことはしょうがないことなのかもしれない。だけど、家族一緒に過ごしたい。
同じ場所で一緒に力をあわせて闘いたい。。みんなで分かち合いながら過ごしたいと思いました。

病院に戻るときの私たちの気持ちはみなさんのご想像にお任せします。思い出し、ここに綴るのも辛いほどの気持ちだったとだけお伝えさせてください。

初めての外泊はとても切なく、でも楽しいひとときを過ごすことができました。

このときからAの口癖は「みんなでくらしたい」になりました。


クローバーまさみさまクローバー
トラックバック
ご利用前に必ずご利用規約(別ウィンドウで開きます)をお読みください。
CanpanBlogにトラックバックした時点で本規約を承諾したものとみなします。
この記事へのトラックバックURL
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント
メープルさま

お久しぶりです!いつも遠くカナダからの応援ありがとうございます。
「いつも見ています」とコメントをいただけることは書く側にとってはすごく心強いことです。。ありがとうございます。
メープルさんのコメント、本当にそのとおりだと思います。私も、ただその思いだけでこのブログに記事を書かせて頂いている様な気がします。
でも、私の知らないところで大変な思いをされている方々もたくさんあると思います。みんなが、知らない世界への理解、知ることへの興味が少しでも湧くよう、きっかけづくりができればなぁと思います。
これからも応援よろしくお願いします!
Posted by: まさみさま  at 2008年02月15日(Fri) 08:13

まさみさまの闘病記、いつも拝見させていただいています。
毎回、まさみさま、ご家族の心情を思うと、胸が痛くなります。
このような状況、気持ちで病気と闘っている人たちがいるのだということを、他の普通に生活している人たちに少しでも分かってほしいと思ってしまいます。
まさみさま、応援しています.

Posted by: メープル  at 2008年02月15日(Fri) 00:26

Y母さま ゆっきーさま

ご無沙汰しております。寒い毎日が続きますが、お元気ですか?
お二人のコメントから「理解していただける」という安心感と、書き続ける勇気をいただきました。ありがとうございました!
私の書く記事を読み、辛い思いや嫌な思いをされる方もいるかも知れない、、、という心配や自分の中の色々な葛藤の中、闘病記を書き進めています。
Posted by: まさみさま  at 2008年02月14日(Thu) 20:47

まさみさま
コメント残すのはひさしぶりです。でも、毎日ブログ拝見しております。
初外泊の日の喜び、そして病院へ戻るときの胸の苦しさ。。。
本人も家族も本当に言葉に出来ない辛さでしたよね・・・今日の記事を拝見してその当時のことがよみがえり自分の胸がきゅーっと締め付けられた気がします。

外泊を繰り返すと、本人も病院でがんばればまたお家に帰れる!!と分かってきて、聞き分けが良くなってくるけれど、それがまたそれで、辛く感じたなあと思い出しました。

長文失礼いたしました。
Posted by: Y母  at 2008年02月14日(Thu) 17:55

気持ちが分かりすぎて涙が出ました。
家に帰るときのうれしさ、そして病院に戻るときのあの辛さは言葉では表現できませんよね。
まさみさまが心にに押し込めておきたいことを、がんばって書いてらっしゃるのをしっかりと拝見させていただきますね。
Posted by: ゆっきー  at 2008年02月14日(Thu) 16:15